自己分析のやり方、28卒ベンチャー志望が最初にやる5つの手順と使い分け

自己分析のやり方とは、過去の経験から価値観と行動の傾向を言葉にして、企業選びと面接の判断材料にする作業です。本記事はベンチャー志望の28卒が最初にやる5つの手順と、使う順番、ベンチャー特有の3つの観点を整理します。
ここで扱うのは「自己分析1周をどう進めるか」です。ES・面接でそのまま使うための自己PRの型はベンチャーの自己PRで評価される3つの強み、ESと面接の例文、ガクチカの作り方はベンチャーのガクチカの書き方と例、大手向けと変えるべき3つの評価軸に分けています。
先に結論
- 対象読者は、ベンチャーを志望する28卒の就活生のうち、何から自己分析を始めればいいか分からない人、ツールだけ試して言葉になっていない人、大学1~2年生で早めに手をつけたい人を中心に想定しています。29卒は、早く準備する際の参考として読めます
- 自己分析のやり方は、①目的を決める ②過去の経験の棚卸し ③共通点を抜き出して言語化 ④他人の目で確かめる ⑤志望先に合わせて使い分けるの5つが基本です。1周は合計5~10時間が目安です
- 自己分析は「完成させるもの」ではなく、ES・面接・企業研究に合わせて更新していく作業です。1周したら応募を始め、受けた選考で出た問いを元に書き足す流れが実務的です
- ベンチャー志望では、①自分から動いた経験 ②人に合わせず判断した経験 ③不確実な場面での意思決定の3つを特に言葉にしておくと、選考で聞かれたときに答えやすくなります
- 自己分析ツール・診断は、1周の最初ではなく「②棚卸し」の素材を集める段階か、「④他人の目で確かめる」段階の補助に使うのが向いています。診断結果だけで軸を決めると、過去の経験と結びつかず面接で深掘りに答えられなくなります
- 政府が28卒向けに要請している日程は、広報活動開始が2027年3月1日以降、採用選考活動開始が2027年6月1日以降、正式な内定日が2027年10月1日以降です(内閣官房・2025年12月26日公表)。この日程を踏まえ、編集部としては大学3年の夏までに1周を終えることを推奨します(制度上の義務ではなく、本選考・早期選考の時期から逆算した編集部の目安)
この記事で分かること
- 自己分析の定義と、就活でやる3つの用途(企業選び・ES・面接)
- 自己分析を始める時期の目安と、1周にかかる時間
- 自己分析のやり方 ― 5つの基本手順(目的設定から使い分けまで)
- ベンチャー志望が特に言語化しておきたい3つの観点
- 自己分析ツール・診断の使いどころと、使わない方がいい場面
- 採用する側が自己分析の結果のどこを見るか
- ケース別の進め方(やりたいことがない/大手と迷っている/低学年の人)
- よくある失敗パターンと、応募前のチェックリスト
ツールだけ試して言葉にならないときは、どの経験から言葉を引き出すかを一緒に整理できます
自己分析とは、なぜ就活でやるのか
自己分析とは、過去の経験を棚卸しし、そこから自分の価値観・強み・行動の傾向を言葉にする作業です。就活では、企業選びの判断、ES・志望動機の作成、面接での答え方という3つの場面でこの言語化を使います。
| 使う場面 | 自己分析で引き出すもの | 具体例 |
|---|---|---|
| 企業選び(応募先の決定) | 価値観・優先順位 | 事業内容・働き方・成長環境のどれを一番重視するか |
| ES・志望動機 | 強み・エピソード | ガクチカ、自己PR、志望理由の根拠となる経験 |
| 面接 | 行動の傾向・意思決定の軸 | 「なぜそう動いたのか」「次はどう動くか」の答え |
同じ経験でも、場面ごとに切り出す角度が変わります。1回の自己分析で3つすべてに使える素材が揃うわけではなく、応募・選考が進むたびに言葉を更新していくのが実務的な進め方です。
一方、自己分析をしないまま動くと、応募先が決められない(判断基準がないため、気になる企業を全部受けるか、知名度で絞るかに振れやすい)、ESで同じ経験を使い回せない(強みの言語化がないと、企業ごとにゼロから書くことになる)、面接の深掘りに答えられない(「なぜそう思うのか」「次はどうしたいか」で止まる)といった不利が出やすくなります。
自己分析と並行して企業を絞る「軸」の作り方は、就活の軸の決め方|ベンチャー志望が企業を絞る3つの判断フレームで整理しています。
自己分析を始める時期と、1周にかかる時間
政府が28卒向けに示している日程は、広報活動開始が2027年3月1日以降、採用選考活動開始が2027年6月1日以降、正式な内定日が2027年10月1日以降です(出典:内閣官房「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方(新しいタブで開きます)」2025年12月26日)。これは企業への要請であり、法的拘束力はありません。
ベンチャー・大手を問わず、本選考・早期選考はこの日程より早く動く企業があるため、自己分析の1周は選考が始まる前に済ませておくと動きやすくなります。以下の時期配分は制度上の義務ではなく、政府要請の日程と、インターン・早期選考が動き出す時期から逆算した編集部の目安です。
| 時期 | 自己分析でやること | 並行して進めること |
|---|---|---|
| 大学3年 4~7月 | 1周目(過去の棚卸しと価値観の言語化) | サマーインターンの応募 |
| 大学3年 8~10月 | 面接・ES経由で言葉を更新 | 秋冬インターン・早期選考 |
| 大学3年 11月~2月 | 志望企業に合わせて切り出し方を調整 | 本エントリー準備 |
| 大学4年 3月以降 | 内定先を比較するための価値観の確認 | 本エントリー・内定後の判断 |
1周目は合計5~10時間が目安です(以下の内訳はいずれも、就活生が1周を進めやすいように編集部が設定した目安で、学問的に裏付けのある数字ではありません)。
- 目的を決める:30分前後
- 過去の経験の棚卸し:2~3時間(学校・部活・バイト・趣味・家族関係など20~30件を書き出す)
- 共通点を抜き出して言語化:1~2時間
- 他人の目で確かめる:友人・家族・キャリアセンター等、1人あたり30~60分
- 志望先に合わせて使い分ける:企業研究と並行で進めるため、1周の工数には含めず
一度に全部やろうとせず、1手順ずつ30分~1時間で区切ると続けやすくなります。「1冊のノートに書く・スマホのメモにためる」など、素材が1か所に残る形で進めるのが要点です。
自己分析のやり方 ― 5つの基本手順
自己分析のやり方には複数のフレームがありますが、順番は以下の5つが基本です。手順を飛ばすと、言葉が借り物になりやすくなります。
手順1:目的を決める
最初に、何のために自己分析をするかを1行で書き出します。「ES用の強みを1つ決める」「ベンチャーに向いているかを確かめる」「大手とベンチャーで迷っているので比較軸を作る」など、具体的に書くほうが後の棚卸しがぶれません。目的が複数あるときは、1周目は1つに絞ります。
手順2:過去の経験を棚卸しする
小学校~大学までの経験を、次の切り口で20~30件書き出します。この件数は網羅性を優先した編集部の目安で、思いつかないときは10件からでも始められます。
| 切り口 | 書き出す内容 |
|---|---|
| 学業・ゼミ | 選んだ理由、頑張った課題、挫折した場面 |
| 部活・サークル | 役割、続けた理由、やめた理由 |
| アルバイト | 選んだ理由、長く続いた理由、辞めた理由 |
| 長期インターン・ボランティア | 応募した動機、やってよかったこと、合わなかったこと |
| 趣味・好きなこと | 時間を忘れて没頭したもの、お金を使ったもの |
| 家族・友人関係 | 影響を受けた人、繰り返し出てくる役回り |
書き出すときは「楽しかった/つらかった」の両方を含めます。モチベーションの高低をグラフにする「モチベーショングラフ」や、年表形式の「自分史」も、素材を集める手法のひとつです。
手順3:共通点を抜き出して言語化する
書き出した経験を眺めて、繰り返し出てくるものを抜き出します。価値観・強み・行動の傾向の3つに分けて整理すると、ES・面接でそのまま使える形に近づきます。
| 整理する項目 | 聞き方の例 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 価値観 | 何を大事にしていたか | 「自分で手を動かして確かめること」「人の役に立っている実感」 |
| 強み | 何がうまくできたか | 「初対面の人の意見を引き出す」「数字で状況を把握する」 |
| 行動の傾向 | どう動いたか | 「決める前に3人に話を聞く」「決めたら最後まで変えない」 |
2~3語の抽象語で止めず、短い具体例を1つ添えて書くのが要点です。「挑戦心」だけだと面接の深掘りで止まります。「中学の文化祭で前例のない企画を提案して通した経験から、新しいやり方を試すことに抵抗がない」まで書くと、エピソードとセットで再利用できます。
手順4:他人の目で確かめる
自分だけで言語化すると、思い込みが混ざることがあります。信頼できる人に、書き出した価値観・強みを見せて「当てはまっていると思うか」を聞きます。他己分析とも呼ばれる手法です。
- 相手の目安:友人2人・家族1人・大学のキャリアセンターや相談サービスのうち1人、計3~4人
- 聞き方:「ここに書いた3つの強み、思い当たるエピソードがあれば教えてほしい」
- 注意点:相手の意見で言葉を書き換えるのではなく、自分の言葉と相手の見方が一致するエピソードが追加で出てくるかを確かめる
手順5:志望先に合わせて使い分ける
同じ素材を、ES・面接・企業選びの場面ごとに切り出し方を変えて使います。この手順は企業研究と並行で進めるため、手順4までが終わってから始めます。
| 使う場面 | 切り出し方 |
|---|---|
| 企業選びの軸 | 価値観の優先順位1~3位を仮置きし、企業研究で検証する |
| 自己PR・ガクチカ | 強みと具体的な行動エピソードをセットで、1つ200~300字に収める |
| 志望動機 | 価値観と企業の事業・文化のつながりを1~2行で結ぶ |
| 面接の深掘り対策 | 行動の傾向と、その理由を2段階まで言語化しておく |

就活生
自己分析ツールで強みは出たけど、ESに書くと薄い気がする。やり方が間違っているのかな?

ベンチャールーキーズ編集部
診断結果だけで強みを決めると、面接の「なぜそう思うのか」で止まりやすくなります。原因は、強みと過去の具体的な行動エピソードが結びついていないことがほとんどです。
診断結果はあくまで候補です。本記事の手順2で書き出した経験の中から、その強みが出た場面を2~3件探して、場面・自分の行動・結果の順でメモにしてください。1つの強みに対して3件のエピソードが出てこないときは、その強みは今回の自己PRでは使わない判断もあります。
同じ強みでも、ESに書く場合は「結論→具体行動→結果」で、面接で話す場合は「結論→具体行動→なぜそう動いたか→次はどうしたいか」まで用意しておくと、深掘りに答えられます。
診断結果を具体的なエピソードに結びつけるところで止まっているなら、どの経験と結びつけられるかを一緒に整理できます
ベンチャー志望が自己分析で特に言語化しておきたい3つの観点
大手志望と変えなくてよい部分は多くあります。株式会社リクルート 就職みらい研究所「就職白書2026(新しいタブで開きます)」企業調査(2026年2月発表/対象:全国の企業の採用担当者)では、採用で特に重視する項目の上位は「人柄」「自社/その企業への熱意」「今後の可能性」で、これは企業規模を問わず重視されやすい項目です。
一方、以下は編集部が、企業の求人要項・面接体験記・公開されている人材要件を観察して整理したものです。企業や職種による差はあるものの、ベンチャー志望では特に次の3つを言語化しておくと、面接で行動の理由まで問われたときに答えやすくなります。
観点1:自分から動いた経験
誰かに指示される前に自分から始めた経験を言葉にします。規模の大小は問いません。アルバイト先で新人向けのマニュアルを作った、サークルで新しい練習方法を提案した、ゼミで追加の文献調査を自分で進めた、といった小さな行動で構いません。
- 書き出すとき:「指示されたからやった」ではなく「自分で始めた」ものを選ぶ
- 聞かれ方の例:「学生時代に自分から動いた経験はありますか」「人に言われなくても続けていることはありますか」
観点2:人に合わせず判断した経験
周囲と違う判断をした経験を言葉にします。流されずに考えた過程を見せることが要点です。結果が成功している必要はありません。
- 書き出すとき:周囲と意見が分かれたときに、自分がどう判断したか・何を根拠にしたかをメモにする
- 聞かれ方の例:「自分の意見が周囲と違ったとき、どう対応しましたか」「決断で迷ったときに何を基準にしますか」
観点3:不確実な場面での意思決定
答えが決まっていない場面での動き方を言葉にします。ベンチャーは組織や事業の形が変化しやすく、入社後も答えのない判断を求められる機会があるためです。
- 書き出すとき:「正解が分からないまま進めた」経験を選ぶ(新しいイベントの立ち上げ、途中で方針が変わった課題への対応、初めての土地での一人暮らしなど)
- 聞かれ方の例:「正解が分からない状況でどう動きますか」「失敗したときの意思決定について教えてください」
これら3つは、大手志望なら書く必要がない、という意味ではありません。企業や職種による差はあるものの、ベンチャー・スタートアップの選考ではエピソードの深掘りを重ねる進め方をとる企業が目立つため、1つの観点につきエピソードを2~3件ずつ用意しておくと答えに詰まりにくくなります。
自己分析ツール・診断は使うべきか、使う順番
自己分析ツール・診断は、1周の最初ではなく、手順2の素材集めか、手順4の他人の目で確かめる段階の補助に使うのが向いています。診断結果だけで価値観や強みを決めると、過去の経験と結びつかず、面接の深掘りで止まりやすくなります。
代表的なツールの種類
| 種類 | 特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 性格・強み診断(StrengthsFinder・ストレングス系) | 強みの候補を提示する | 手順2で書き出した経験と照らし合わせて、強みの候補を増やす |
| キャリア志向診断(キャリアアンカーなど) | 価値観の傾向を提示する | 手順3で言葉にした価値観の確認に使う |
| 就活サイト付属の自己分析ツール | 質問に答えて診断結果を得る | 手順2の棚卸しが止まったときに切り口の例として使う |
| AIを使った対話型の自己分析 | 質問を自動で生成する | 手順2の棚卸しの壁打ち相手として使う。生成AIの使い方は就活でChatGPTはバレるか、ESの使える範囲と見抜かれる4パターンを参照 |
使わない方がいい場面
- 診断結果をそのまま自己PRに書く:「診断で◯◯型だった」だけでは、面接の「なぜそう思うのか」に答えられません
- 複数の診断を受けて平均を取る:どの診断も設問の設計が違い、平均に意味がありません
- 診断結果に合わせて経験を書き換える:事実が歪むため、面接の深掘りで矛盾します
ツールの出力は候補の提示までです。採用側が見るのは診断結果ではなく、その候補と自分の過去の行動がどう結びついているかです。
ES・面接で企業が確認しやすいポイント
ベンチャー・大手を問わず、自己分析そのものを提出する選考はまずありません。企業はES・面接の答えから「自己分析ができているか」を間接的に確認します。
以下は、株式会社リクルート 就職みらい研究所「就職白書2026(新しいタブで開きます)」企業調査(2026年2月発表/対象:全国の企業の採用担当者)で採用で特に重視する項目の上位が「人柄」「自社/その企業への熱意」「今後の可能性」であることをもとに、編集部が確認されやすいポイントを整理したものです。定量的な比較ではなく、公開調査の重視項目から言える観点整理です。
| 確認されやすいポイント | 具体的な見方 | 準備の仕方 |
|---|---|---|
| 強み・ガクチカの根拠 | 書かれている強みと、エピソードの行動が整合しているか | 強み1つにつきエピソード2~3件を用意する |
| 志望動機の深さ | 価値観と企業の事業・文化のつながりが説明できているか | 価値観と企業の事業内容を1~2行で結ぶ文を事前に書く |
| 深掘りへの応答 | 「なぜ」「次はどう」で止まらずに答えられるか | 行動の理由と、次にやりたいことを2段階まで言葉にしておく |
面接で聞かれやすい質問と答え方の型は、ベンチャー面接で聞かれる質問と答え方、評価軸から逆算する準備の順番で整理しています。
ケース別の進め方
ケース1:やりたいことがない
「やりたいこと」を無理に先に決めようとせず、手順2の棚卸しから始めます。やりたいことは、過去の経験の共通点から後から見えてくることが多いためです。
- 手順2で、楽しかった経験と嫌だった経験を同じ数だけ書き出す
- 手順3で、価値観ではなく「嫌だったこと」の共通点から言葉にする(人と話し続けるのが疲れた/1人で考える時間が欲しかった、など)
- やりたいことが決まらないままでも、「やりたくないこと」が3つ決まれば、企業選びの軸は作れます
ケース2:大手とベンチャーで迷っている
価値観の優先順位を仮置きしてから、両方の選考を受けながら比較します。先に片方に決めず、情報を集めるほうが判断の材料は増えます。
- 手順3で、価値観を優先順位1~3位まで並べる
- 「安定・給与」と「裁量・成長」のどちらが上位かを仮置きする
- 両方の選考を1~2社ずつ受けながら、仮置きの順位を更新する
- 大手とベンチャーの比べ方はベンチャーと大手はどっちがいいか、新卒の1社目を決める判断の順番で整理しています
ケース3:大学1~2年生で早めに始めたい
28卒以外の学年でも、低学年のうちから自己分析を始めるメリットはあります。経験を増やす方向に時間を使えるためです。
- 手順2の棚卸しを、半年ごとに10件ずつ更新する
- インターンやアルバイトは「どの経験を増やしたいか」を仮置きしてから選ぶ
- 診断ツールは使ってよいが、結果を鵜呑みにせず「次に試したい経験」の候補を1つ決めるのに使う
よくある失敗と、応募前のチェックリスト
よくある失敗
- ツールだけで終える:診断結果を自己PRに貼り付けると、面接の深掘りで止まります
- 1周で完成させようとする:自己分析はES・面接を受けながら更新する作業です。1周目で完璧を目指すと、応募が止まります
- 他人の意見で書き換える:手順4は確認のためで、言葉を他人に合わせて書き換える工程ではありません
- 抽象語で止める:「挑戦心」「成長意欲」だけでは、他の学生と差がつきません
- ベンチャー向けに盛る:「若くから裁量」など、企業研究と結びついていない言葉は面接で削られます
応募前のチェックリスト
- 自己分析の目的を1行で書き出した
- 過去の経験を20~30件書き出した
- 価値観・強み・行動の傾向を、2~3語+短い具体例の形で書いた
- 3~4人の他己分析で、思い当たるエピソードが追加で出た
- 強み1つにつきエピソードを2~3件用意した
- 価値観の優先順位1~3位を仮置きした
- ベンチャー志望の3つの観点(自分から動く/合わせず判断/不確実な意思決定)を言語化した
- 自己PR・ガクチカ・志望動機の切り出し方を書き分けた
よくある質問
自己分析はいつまでにやるべきですか
本選考・早期選考が動き出す前に1周を終えておくと動きやすくなります。28卒であれば、大学3年の夏までが編集部の目安です(制度上の義務ではなく、政府の採用選考活動開始日2027年6月1日から逆算した目安)。1周目に時間がかかっても問題はなく、応募を始めた後は選考で出た問いを元に更新します。
自己分析ツールと手書きの棚卸し、どちらから始めるべきですか
手書きの棚卸しから始めるのが推奨です。診断ツールは強みの候補を提示するものであって、過去の行動との結びつきは出してくれません。棚卸しで経験の素材を集めた後に、ツールを候補出しに使うほうが、面接の深掘りに答えやすくなります。
自己分析は何時間くらいかかりますか
1周は合計5~10時間が目安です。30分~1時間で区切って、1週間~2週間で終わらせる進め方が続けやすい形です。1回で全部やろうとすると途中で止まることが多くなります。
自己分析で強みが思いつかないときはどうすればいいですか
強みから考えるのではなく、「楽しかった経験」と「続けた経験」から考えます。続いた理由を2~3語で書き出すと、強みの候補が見えてきます。手順4の他己分析で「周りから見た強み」を補うと、見落としていた候補が出てきます。
他己分析はどんな人に頼めばいいですか
長く一緒に過ごしてきた友人2人、家族1人、第三者としての大学キャリアセンターや相談サービスから1人、計3~4人が目安です。「褒めてくれる人」ばかりに偏ると材料が増えないため、違う視点を持つ人を1人は含めるのが推奨です。
自己分析とガクチカ・自己PRはどう違うのですか
自己分析は素材を集めて言語化する作業で、ガクチカ・自己PRはその素材をES・面接の設問に合わせて切り出した成果物です。自己分析の棚卸しが終わると、ガクチカ・自己PRを書く速度が上がります。書き方の型はベンチャーのガクチカの書き方と例、大手向けと変えるべき3つの評価軸とベンチャーの自己PRで評価される3つの強み、ESと面接の例文で整理しています。
診断結果と自分の自己認識がズレるときはどう扱えばいいですか
診断結果は候補として受け取り、過去のエピソードで検証する扱いが推奨です。診断結果の強みが、過去の行動2~3件で説明できるなら候補として採用、できないなら今回は使わない判断もできます。診断に合わせて自分の経験を書き換えると、面接で矛盾が出ます。
ベンチャー向けと大手向けで自己分析のやり方は変えるべきですか
棚卸しと言語化の手順は同じです。ベンチャー向けには、本記事「ベンチャー志望が特に言語化しておきたい3つの観点」で紹介した「自分から動いた経験」「人に合わせず判断した経験」「不確実な場面での意思決定」のエピソードを多めに準備しておくと答えやすくなります。企業や職種による差があるため、志望する企業の求人情報・面接体験記で聞かれ方を確認しておくのが安全です。
自己分析はどのくらいの頻度で更新すべきですか
応募を始めてからは、ESを書くたび・面接を受けるたびに1項目ずつ更新するのが実務的です。まとめて更新しようとすると材料が揃わなくなります。選考で詰まった質問・答えに迷った質問を、その日のうちにメモに残すのが続けやすい形です。
自己分析だけで就活は進められますか
自己分析は就活の土台になりますが、企業研究・業界研究・選考対策と並行で進める必要があります。何から始めるかの全体像は28卒の就活は何から始めるべきか?いまの時期から逆算する優先順位で整理しています。
まとめ
自己分析のやり方は、目的を決めて過去を棚卸しし、共通点を言語化し、他人の目で確かめ、志望先に合わせて使い分ける5つの手順が基本です。1周で完成させるものではなく、ES・面接を受けながら更新していきます。
- 自己分析は企業選び・ES・面接の3つの場面で使う言語化の作業です
- やり方は①目的 ②棚卸し ③言語化 ④他人の目 ⑤使い分けの5つの手順です
- 1周の目安は合計5~10時間、大学3年の夏までが編集部の目安です
- ベンチャー志望では、自分から動いた経験・合わせず判断した経験・不確実な意思決定の3つを特に言語化しておきます
- 診断ツールは候補出しに使い、結果だけで自己PRを決めない
- 採用側は、強み・ガクチカの根拠、志望動機の深さ、深掘りへの応答から自己分析の深さを判断します
次のステップ:
- 自己分析と並行して企業を絞る軸を作るなら就活の軸の決め方|ベンチャー志望が企業を絞る3つの判断フレーム
- 整理した素材をESに落とすならベンチャーのガクチカの書き方と例、大手向けと変えるべき3つの評価軸とベンチャーの自己PRで評価される3つの強み、ESと面接の例文
- 面接の答え方を準備するならベンチャー面接で聞かれる質問と答え方、評価軸から逆算する準備の順番
- 28卒の就活の全体像は28卒の就活は何から始めるべきか?いまの時期から逆算する優先順位
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ES添削 ― 選考する側の目で読み、伝わりにくいところを一緒に直す詳しく見る
面接対策 ― 面接で見られているポイントから、答え方を準備する詳しく見る
キャリア相談 ― 大手・ベンチャー・公務員など、どの道に進むかを比べながら整理する詳しく見る
自己分析の手伝い ― 自分に合う仕事や働き方を、これまでの経験から一緒に探す詳しく見る
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