ベンチャーと大手はどっちがいいか、新卒の1社目を決める判断の順番

ベンチャーとは、新しい事業で急成長を目指す比較的若い企業を指す言葉で、法律上の定義はありません。大手との違いは規模や制度だけでなく、新卒が任される範囲にも出やすいとされます。どっちがいいかは、1社目で何を得たいかで変わります。公的データをもとに、判断の順番を整理します。
先に結論
- ベンチャーと大手に「どっちが正解」はない。決め手は、1社目で何を得たいかの優先順位
- 公的統計では、規模の小さい事業所ほど3年以内離職率が高い(大卒:1,000人以上27.0%、30~99人41.9%)。ただし事業所規模の数値で、ベンチャーの離職率そのものではない
- 月額賃金の差は、20代前半では大企業と小企業で約1割だが、40代前半では約4分の1に広がる。ベンチャーは企業ごとの差が大きく、平均では判断できない
- 先輩世代で「企業の規模」を最も重視した人は5%未満。最後の決め手は給与水準・勤務地・業種、そして「一緒に働きたいと思える人」に移っていく
- 判断の順番は「①得たいものを1つ決める → ②規模ではなく個社で比べる → ③合わなかったときの備えを確認する」。比べた結果、大手を選ぶことも十分に納得できる判断
この記事で分かること
- ベンチャー・スタートアップ・メガベンチャー・大手の違い
- 離職率・賃金・採用の進め方で見る、規模による違い(公的データ)
- 先輩世代が、企業選びで最後に何を重視したか
- 新卒の1社目を決める3つの判断の順番
- 「大手は安定」「ベンチャーは裁量がある」など、よく言われる比較の確かめ方
- 状況別(周りに大手を勧められる/やりたいことがない/起業も考えている)の考え方
大手とベンチャーで迷っている段階から、判断の基準を一緒に整理できます
ベンチャーと大手は何が違うのか
「ベンチャー」「大手」は、どちらも法律で決まった区分ではありません。使う人によって意味が少しずつ違うため、まず言葉をそろえます。
ベンチャー・スタートアップ・メガベンチャー・大手の違い
| 呼び方 | 一般的な意味 | 新卒から見た特徴の傾向 |
|---|---|---|
| スタートアップ | 新しい事業で短期間の急成長を目指す、創業から間もない企業 | 組織や制度ができあがる前の段階にあることが多い |
| ベンチャー | 新しい事業に挑む比較的若い企業の総称。スタートアップを含めて使われることも多い | 規模や成長段階の幅が広く、企業ごとの差が大きい |
| メガベンチャー | ベンチャーとして創業し、大企業規模に成長した企業 | 大手に近い制度を持ちながら、事業の変化が速い企業もある |
| 大手 | 規模が大きく、事業と組織が確立した企業 | 育成の仕組みや配属の制度が整っていることが多い |
ベンチャーの中でも、社員が10人の企業と1,000人を超える企業では、働き方がまったく違います。「ベンチャーか大手か」より「どの段階の、どんな企業か」で比べるほうが、判断を誤りにくくなります。
数字で見る違い①:3年以内離職率(事業所規模別)
| 事業所規模 | 大卒の就職後3年以内離職率 |
|---|---|
| 5人未満 | 57.5% |
| 5~29人 | 52.0% |
| 30~99人 | 41.9% |
| 100~499人 | 33.9% |
| 500~999人 | 31.5% |
| 1,000人以上 | 27.0% |
| 全体 | 33.8% |
出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」(新しいタブで開きます)(2025年10月24日公表)。雇用保険の加入状況をもとにした集計で、2022年3月卒業者が対象。
規模が小さいほど、離職率は高くなっています。ただし注意点が2つあります。
- これは事業所の規模別の数値で、「ベンチャー企業の離職率」ではない。ベンチャー以外の小さな事業所も含まれる
- 離職には、合わずに辞める場合だけでなく、次の職場を決めて移る場合も含まれる
離職率の高さだけで「ベンチャーはやめたほうがいい」とは言えません。辞めたあとにどうなるかは、ベンチャーから転職はできるのかで整理しています。
数字で見る違い②:賃金(企業規模・年齢別)
| 年齢 | 大企業(1,000人以上) | 中企業(100~999人) | 小企業(10~99人) | 小企業÷大企業 |
|---|---|---|---|---|
| 20~24歳 | 25.8万円 | 23.8万円 | 22.6万円 | 87.6% |
| 25~29歳 | 30.2万円 | 27.1万円 | 25.8万円 | 85.6% |
| 30~34歳 | 34.5万円 | 29.9万円 | 28.7万円 | 83.1% |
| 35~39歳 | 38.6万円 | 32.2万円 | 30.5万円 | 79.0% |
| 40~44歳 | 42.2万円 | 34.6万円 | 31.9万円 | 75.6% |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(新しいタブで開きます)。一般労働者(男女計)の月額の所定内給与で、残業代や賞与は含みません。新卒に限った数値ではなく、その年齢の労働者全体の平均です。
20代前半では、大企業と小企業の差は約1割です。差が広がるのは30代以降で、40代前半では小企業が大企業の約4分の3になります。
ただし、これも規模別の平均です。ベンチャーの中には大手と同じ水準かそれ以上の給与を出す企業もあれば、低い企業もあります。志望する企業の給与は、個別に確認するしかありません。
数字で見る違い③:採用の進め方
| 項目 | 従業員300人未満 | 5,000人以上 |
|---|---|---|
| インターン等を実施(2025年度) | 61.8% | 94.4% |
| 早期選考で採用している | 47.7% | 93.0% |
出典:就職みらい研究所『就職白書2026(新しいタブで開きます)』データ集(新しいタブで開きます)(企業調査、2025年12月~2026年1月。インターン等は企業全体、早期選考は2026年卒採用の実施企業が対象)。
大手は「インターン → 早期選考」の流れが主流で、規模の小さい企業は選考の時期と方法がばらつきます。なお、インターン等で企業が得た学生の情報の扱いは、三省合意の類型で異なります。タイプ1・2は制度上、広報・採用選考に使えず、タイプ3・4は広報活動・採用選考活動の開始以降に使えるとされています(文部科学省「大学等におけるインターンシップの推進」(新しいタブで開きます))。選考の進め方の違いは、28卒の秋冬インターンはどう選ぶかで詳しく扱っています。
ミニFAQ:ベンチャーは、つぶれやすいのですか?
創業から間もない企業は、事業が軌道に乗る前の段階にあることが多く、大手より変化が大きいのは確かです。ただ、企業が続くかどうかは規模だけでは決まりません。事業の売上の伸び、資金の状況、主な取引先などを、説明会や面接で確認することが判断材料になります。
先輩世代は、企業選びで最後に何を重視したか
判断の順番を考える前に、先輩世代が実際に何で決めたかを見ておきます。
| 最も重視した条件 | 就活を始めた時点 | 入社を決心した時点 | 内定を辞退した企業と比べたとき |
|---|---|---|---|
| 業種 | 23.6% | 19.5% | 12.6% |
| 勤務地 | 19.1% | 17.1% | 16.1% |
| 職種 | 14.8% | 14.5% | 8.5% |
| 給与水準 | 11.8% | 12.8% | 20.1% |
| 安定性 | 5.4% | 9.2% | 9.3% |
| 勤務時間・休暇 | 7.4% | 8.1% | 8.5% |
| 一緒に働きたいと思える人がいるか | 3.8% | 6.3% | 9.1% |
| 知名度 | 5.6% | 2.9% | 1.9% |
| 企業・団体の規模 | 1.8% | 1.7% | 4.2% |
出典:就職みらい研究所『就職白書2026』データ集(2026年卒の大学4年生・大学院2年生。就活開始時点は学生全体1,326人、入社決心時点は就職先確定者1,165人、比較時点は内定辞退経験者802人。単一回答)。※28卒自身の数値ではありません。
読み取れることは3つです。
- 「企業の規模」を最も重視した人は、どの段階でも5%未満。大手かベンチャーかという規模の問いは、実際の決め手になりにくい
- 就活を始めた時点では業種が1位だが、最後に2社を比べる段階では給与水準が1位になる
- 「一緒に働きたいと思える人」は3.8%から9.1%に、安定性は5.4%から9.3%に上がる。選考を通じて会社の中を知るほど、人と安定性を重く見るようになる
新卒の1社目を決める判断の順番
先輩世代のデータからも、「大手かベンチャーか」を最初に決めるより、何を得たいかを先に決め、その条件で個別の企業を比べるほうが、実際の決め方に近いことが分かります。
① 1社目で得たいものを1つ決める
| 1社目で得たいもの | 大手で得やすい傾向 | ベンチャーで得やすい傾向 |
|---|---|---|
| 仕事の基礎を体系的に学ぶ | 研修や育成の仕組みが整っていることが多い | 企業による差が大きい。仕組みがある企業もある |
| 早い時期から任される経験 | 配属先や職種による | 人数が少ないぶん、任される範囲が広くなりやすい |
| 収入の安定と伸び | 30代以降の平均賃金は高い傾向 | 企業ごとの差が大きい |
| 勤務地・働き方の予測しやすさ | 転勤や配属の制度が決まっていることが多い | 事業の変化に合わせて変わることがある |
| 将来の独立・起業に生かせる経験 | 大きな組織の動かし方を学べる | 事業を立ち上げる過程に近い位置で働けることがある |
どれも「傾向」であり、例外は多くあります。大事なのは、表の左の列から、自分にとっての1位を決めることです。2つ以上を1位にすると、比べるときに迷います。
② 規模ではなく、個別の企業で比べる
得たいものが決まったら、その条件で企業を1社ずつ比べます。規模だけで判断しないために、次の5項目を確認します。
- 新卒1年目に任される仕事:配属先、担当する業務、1人で任されるまでの期間
- 育成の仕組み:研修の期間、教える役割の人がいるか
- 評価の頻度:どのくらいの間隔で、誰から評価やフィードバックを受けるか
- 配属の決まり方:希望が通る仕組みがあるか、いつ決まるか
- 事業の状況:売上や利用者の伸び、資金の状況、主な取引先
3の「フィードバックの量」と1の「任される範囲」は、成長のしやすさに直結します。この2つの見方はベンチャーで成長できるのは本当かで詳しく整理しています。
③ 合わなかったときの備えを確認する
どれだけ比べても、入ってみないと分からないことはあります。合わなかったときにどう動けるかを先に考えておくと、選ぶときの不安が小さくなります。
- その会社で身につく経験は、ほかの会社でも評価されるものか
- 社内で部署を移る仕組みはあるか
- 同じ業界で、次の選択肢になりそうな企業はあるか
ミニFAQ:「とりあえず大手」は、よくない選び方ですか?
よくないとは限りません。得たいものが「仕事の基礎を体系的に学ぶこと」や「収入の安定」なら、大手を選ぶのは理にかなっています。避けたいのは、得たいものを決めないまま、周りの意見だけで決めることです。
よく言われる「ベンチャーと大手」の比較は本当か
就活では、ベンチャーと大手についてさまざまな比較が語られます。よく聞く4つを、確かめ方とあわせて整理します。
| よく言われること | 実態に近い見方 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 大手は安定、ベンチャーは不安定 | 規模が小さいほど離職率は高い傾向がある。ただし企業が続くかどうかは事業と財務で決まる | 事業の伸び、資金の状況、主な取引先を確認する |
| ベンチャーは若いうちから裁量がある | 人数が少ないぶん任される範囲は広くなりやすいが、企業と配属先による | 新卒1年目に実際に任されている仕事を、社員に聞く |
| ベンチャーは給料が低い | 20代前半の規模別の差は約1割。企業ごとの差のほうが大きい | 初任給だけでなく、昇給の仕組みと評価の頻度を確認する |
| 大手からベンチャーには行けるが、逆は難しい | 一概には言えない。1社目で何を身につけたかで変わる | 志望する企業の中途採用で、どんな経験が求められているかを見る |
4つ目の「逆は難しい」については、ベンチャーから転職はできるのかで、採用する側から見た評価のされ方を整理しています。
「ベンチャーはやめとけ」と言われる理由を6つに分けて公的データで確かめた結果は、「新卒でベンチャーはやめとけ」は本当かで整理しています。
大手とベンチャーで迷ったとき、判断が分かれるポイント
大手とベンチャーで迷う人の多くは、どちらにも良い点があることは分かっていて、自分にとっての重みづけが決まらない状態にあります。判断が分かれやすいポイントを、先輩世代のデータとあわせて整理します。
| 判断が分かれるポイント | 大手に傾きやすい考え方 | ベンチャーに傾きやすい考え方 |
|---|---|---|
| 最初の3年で何を得たいか | 仕事の基礎と、組織の動かし方を学びたい | 早い時期から任される範囲を広げたい |
| 収入をどう考えるか | 30代以降の伸びと安定を重く見る | 最初の数年の経験を優先し、収入は後から考える |
| 変化をどう受け止めるか | 配属や勤務地が予測できるほうが力を出せる | 事業や役割が変わること自体を楽しめる |
| 一緒に働く人 | 同期が多く、比べながら育つ環境がいい | 経営者や少人数のチームと近い距離で働きたい |
先輩世代では、最後に2社を比べる段階で「一緒に働きたいと思える人」を最も重視した人が9.1%、「安定性」が9.3%いました(前の章の表を参照)。表の4行のうち、自分が迷わず答えられる行と、答えに詰まる行を分けてみてください。答えに詰まる行が、判断を決める材料が足りていない部分です。
迷ったときは、次の3つを自分に聞いてみてください。
- 5年後に「この経験をしておいてよかった」と言いたいのは、どんな経験か
- 入社してから思っていたのと違ったとき、許せることと許せないことは何か
- 周りに何も言われなかったとしたら、どちらを選ぶか
ベンチャールーキーズ編集部には、大手とベンチャーの両方を受けたメンバーや、公務員志望から民間に進んだメンバーがいます。キャリア相談では、どちらか一方を勧める立場ではなく、そうした経験も踏まえて一緒に整理します。

就活生
大手とベンチャーの両方から内定が出たら、最後は何で決めればいいんですか?

ベンチャールーキーズ編集部
条件の比較で決めきれないときは、判断の順番①で決めた「1社目で得たいもの」に戻ることをすすめます。先輩世代では、2社を比べる最後の段階で給与水準を最も重視した人が20.1%で最も多く、「一緒に働きたいと思える人」を挙げた人も9.1%いました。
どちらが正しいということではありません。5年後に「この経験をしておいてよかった」と言いたいのはどちらかで考えると、条件の表では見えなかった違いが見えてきます。承諾の期限を確認し、焦らずに比べてください。
大手とベンチャーを併願したメンバーや、公務員志望から方向を変えたメンバーに、自分の場合どう考えるかを相談できます
状況別の考え方
ケース1:周りに大手を勧められて、迷っている
周りの意見には、あなたを心配する気持ちが含まれています。まず、勧められている理由を具体的に聞くことから始めてください。「安定しているから」なら、何が安定していることを望んでいるのか(収入か、勤務地か、会社が続くことか)を確かめると、自分の得たいものと比べられます。
ケース2:やりたいことが決まっていない
やりたいことが決まっていなくても、判断はできます。「やりたいこと」ではなく「1社目で得たいもの」から考えてください。仕事の基礎を学びたいのか、早く任されたいのか、収入を安定させたいのか。1つ決まれば、比べる軸ができます。就活全体の進め方は28卒の就活は何から始めるべきかで整理しています。
ケース3:将来は起業も考えている
起業を考えている場合、1社目で身につけたい経験がより具体的になります。「メガベンチャーが起業の近道」とよく言われますが、1社目の選び方は起業したい事業によって変わります。起業したい学生はベンチャーに就職すべきかで詳しく整理しています。
ケース4:大手とベンチャーの両方から内定が出た
先輩世代では、最後に2社を比べる段階で「給与水準」を最も重視した人が20.1%で1位でした。ただし、それが自分にとっての1位とは限りません。判断の順番①で決めた「得たいもの」に戻って、2社を比べてください。承諾の期限も確認しておきます。
よくある失敗と対策
| 失敗 | なぜ起きるか | 対策 |
|---|---|---|
| 「大手かベンチャーか」を先に決めてしまう | 規模で選べば迷わずに済むと考える | 得たいものを先に決め、その条件で個別の企業を比べる |
| 「成長できる」「安定している」という言葉だけで決める | 言葉の中身を確かめていない | 任される仕事・評価の頻度・事業の状況を具体的に聞く |
| 離職率の数字だけで判断する | 事業所規模の平均を、個別の企業に当てはめる | 志望企業の新卒の定着状況や、辞めた人のその後を聞く |
| 周りの意見だけで決める | 自分の得たいものが言葉になっていない | 勧められる理由を具体的に聞き、自分の優先順位と比べる |
判断前のチェックリスト
- 1社目で得たいものを1つに決めた
- 比べる企業ごとに、新卒1年目に任される仕事を確認した
- 育成の仕組みと、評価・フィードバックの頻度を確認した
- 事業の状況(売上の伸び・資金・取引先)を確認した
- 合わなかったときの選択肢を考えた
- 周りの意見の理由を聞き、自分の優先順位と比べた
よくある質問
新卒でベンチャーに行くのと大手に行くのは、どっちがいいですか?
どちらが正解というものはありません。1社目で何を得たいかによって変わります。仕事の基礎を体系的に学びたい、収入を安定させたいなら大手が合いやすく、早い時期から任されたい、事業を立ち上げる過程に近い位置で働きたいならベンチャーが合いやすい傾向があります。
ベンチャーの離職率は高いですか?
「ベンチャー企業の離職率」を示す公的統計はありません。事業所規模別では、大卒の3年以内離職率は1,000人以上で27.0%、30~99人で41.9%と、規模が小さいほど高い傾向があります(厚生労働省、令和4年3月卒業者、2025年10月公表)。ベンチャー以外の小さな事業所も含む数値です。
ベンチャーの給料は、大手より低いですか?
規模別の平均では、20~24歳の月額の所定内給与は大企業25.8万円、小企業22.6万円で、差は約1割です(厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」)。ただしベンチャーは企業ごとの差が大きく、平均では判断できません。昇給の仕組みも含めて個別に確認してください。
大手に入ってから、ベンチャーに転職することはできますか?
できます。大手で身につけた経験を求めるベンチャーもあります。一方で、ベンチャーから大手への転職も、1社目で何を身につけたかによって可能です。どちらの方向でも、1社目で何を経験したかが評価の中心になります。
メガベンチャーは、大手とベンチャーのどちらに近いですか?
規模や制度では大手に近い企業が多く、事業の変化の速さではベンチャーに近い企業もあります。企業ごとの差が大きいため、新卒の配属や育成の仕組みを個別に確認してください。
親に「大手にしなさい」と言われています
親の心配には、収入や会社の安定など具体的な理由があることが多くあります。理由を具体的に聞き、志望する企業について調べたこと(事業の状況、育成の仕組み)を伝えると、話し合いが進みやすくなります。
ベンチャーに向いているのはどんな人ですか?
一般には、変化を前向きに受け止められる人、分からないことを自分で調べて動ける人が向いているとされます。ただし企業の段階によって求められることは違います。どの段階のベンチャーかを確認したうえで考えてください。
公務員と民間企業で迷っています
公務員も民間企業も、何を得たいかで比べる方法は同じです。仕事の中身、働く地域、収入の伸び方、身につく経験を比べてください。公務員試験と民間の選考は時期や準備が違うため、併願する場合はスケジュールを先に確認しておく必要があります。
大手とベンチャーを併願するのは不利ですか?
不利になるとは限りません。面接で志望動機を聞かれたときに、その会社を選ぶ理由を1つ具体的に言えるかが大切です。併願していること自体より、理由の具体性が見られます。
ベンチャーで働くリスクは何ですか?
事業の変化が大きく、配属や仕事内容が変わりやすいこと、育成の仕組みが企業によって違うことなどが挙げられます。リスクを避けるには、事業の状況と育成の仕組みを事前に確認し、合わなかったときの選択肢も考えておくことが有効です。
まとめ
- ベンチャーと大手に「どっちが正解」はない。1社目で何を得たいかの優先順位で決まる
- 規模の小さい事業所ほど3年以内離職率は高い傾向があるが、ベンチャーの離職率そのものではない
- 月額賃金の規模別の差は20代前半で約1割、40代前半で約4分の1。ベンチャーは企業ごとの差が大きい
- 先輩世代で「企業の規模」を最も重視した人は5%未満。最後は給与水準・勤務地・人・安定性が決め手に移る
- 判断の順番は、①得たいものを1つ決める → ②個別の企業で比べる → ③合わなかったときの備えを確認する
- 比べた結果、大手を選ぶことも十分に納得できる判断
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ベンチャールーキーズ編集部
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