ESの「人生で一番挑戦したこと」の書き方、ガクチカとの3つの違いと字数別の型

ESの「人生で一番挑戦したこと」とは、学生時代に限らず人生全体から挑戦した経験を1つ選び、その選び方・取り組み方・学びを問う設問で、ガクチカより題材の範囲が広くなります。この記事では、ガクチカとの3つの書き分け、題材の選び方、字数別の型、ベンチャー向けの書き方までを整理します。
先に結論
- 「人生で一番挑戦したこと」は、ガクチカと似て見えても対象期間と評価観点が違い、題材の選び方で加点差がつきやすい設問です
- ガクチカは「学生時代」が対象ですが、こちらは中学・高校など学生以前の経験も使えます。「一番」を選ぶ基準として、困難の大きさ・自分で意思決定した度合い・学びの深さの3つが評価されやすい観点になります
- 構成は、挑戦の定義→取り組んだ内容→困難と行動→学びの4要素で組み立てると、字数が200字から500字まで変わっても型が崩れません
- 結果の大きさを前面に出すより、「選んだ理由」と「困難をどう動かしたか」を厚く書くほうが、面接の深掘りに耐えます
- ベンチャーの選考では、課題発見・意思決定・再現性の3観点で読まれる傾向があるため、「自分で挑戦を定義して動いた」エピソードが評価されやすくなります
この記事で分かること
- 「人生で一番挑戦したこと」の設問の意図と、企業が見ている3つの観点
- ガクチカ・自己PR・挫折経験との3つの書き分けと、題材が重ならないようにする順番
- 「一番」を選ぶ3つの観点と、学生以前の経験を使うときの注意点
- 200字・300字・400字・500字の字数別の構成の型
- ベンチャー就活での書き方と、大手と比べたときの意図の違い
「人生で一番挑戦したこと」の題材選びから書き方まで、志望企業ごとに一緒に整理します。
「人生で一番挑戦したこと」とは何を聞かれているか
結論として、この設問は「挑戦の経験」そのものではなく、「挑戦をどう定義し、どう選び、どう動いたか」を問う設問です。学生時代に限らず、人生全体から1つ選べるため、題材の幅はガクチカより広くなります。
28卒の採用スケジュールは、内閣官房「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方(新しいタブで開きます)」(2025年12月26日)で広報活動開始を2027年3月1日以降、採用選考活動開始を2027年6月1日以降とする日程が示されています。ただし、この日程は政府による要請であり、企業の採用活動を法的に拘束するものではありません。専門活用型インターンシップ(2週間以上)に参加した学生には、採用選考活動開始の例外が従前どおり認められています。実際には早期選考やインターン経由の選考が大学3年の秋冬から動くため、ESの提出時期も企業ごとに前倒しになるケースがあります。
企業がこの設問で見ている3つの観点
採用担当者は、「人生で一番挑戦したこと」を次の3つの観点で読んでいます。設問の形はシンプルでも、どこを評価しているかを踏まえずに書くと加点されません。
| 観点 | 読み取っている内容 | 本文で見せる要素 |
|---|---|---|
| 挑戦の定義 | 何を挑戦と呼べる人物か。基準の高さ・低さ | なぜそれが自分にとって挑戦だったかの説明 |
| 行動と意思決定 | 困難に対してどう動いたか。他責か自責か | 困難の中身と、自分で判断した場面の記述 |
| 学びと再現性 | 挑戦から得た学びを、別の場面でも活かせるか | 学びの一般化と、現在・入社後への接続 |
採用担当者は、特定の挑戦パターン(留学・起業・大会入賞など)だけを評価しているわけではありません。日常の中の挑戦でも、「なぜそれが自分にとって挑戦だったか」が言葉で説明できれば、評価の対象になります。逆に周囲から見て派手な経験でも、挑戦の定義が薄いと他の応募者のエピソードに埋もれます。ベンチャーのガクチカの書き方と例、大手向けと変えるべき3つの評価軸 で整理したとおり、ベンチャーの選考では「自分で動き出せたか」が特に重く見られやすい傾向にあります。
ガクチカ・自己PR・挫折経験との3つの書き分け
結論として、「人生で一番挑戦したこと」は、ガクチカ・自己PR・挫折経験と設問の意図が重なる部分がありますが、対象期間と重心が違います。1つのESで複数の設問に答えるときは、題材を重ねないほうが評価が上がります。
違い1:対象期間が学生時代に限定されない
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」の略で、原則として大学・大学院の在学期間が対象です。一方、「人生で一番挑戦したこと」は、小学校・中学校・高校など学生以前の経験も使えます。ただし学生以前の経験だけで答えると「現在の自分とのつながり」が弱く見える場合があり、現在の行動や価値観への影響を本文に入れる必要があります。
違い2:評価の重心が「結果」より「挑戦の中身」に寄る
ガクチカは取り組みと成果のバランスで読まれますが、「人生で一番挑戦したこと」は取り組みの中身(困難の大きさ・意思決定・学び)が重心に来ます。成果の数字だけでは評価が決まりません。
| 設問 | 評価の重心 | 書く順番の例 |
|---|---|---|
| ガクチカ | 取り組み・工夫・成果 | 状況→課題→行動→結果→学び(STAR+学び) |
| 人生で一番挑戦したこと | 挑戦の定義・行動・学び | 挑戦の定義→取り組み→困難→行動→学び |
| 自己PR | 自分の強み・再現性 | 強み→エピソード→強みの再現場面 |
| 挫折経験 | 挫折からの立て直し方 | 挫折の内容→原因分析→次に取った行動→学び |
違い3:題材を重複させると「ESを使いまわしている」と見られやすい
1つのESに複数設問がある場合は、設問ごとに別の題材を割り当てるのが基本です。ガクチカは学生時代の活動から、自己PRは強みを示す別エピソードから、挑戦は学生以前も含めて最も挑戦だった経験から、挫折経験は失敗した経験から、それぞれ別の題材を選びます。ベンチャーのエントリーシートの書き方|大手と違う5つのポイント ・ ベンチャーの自己PRで評価される3つの強み、ESと面接の例文 で、ES全体の設問構成と自己PRの書き方を整理しています。

就活生
ガクチカと「人生で一番挑戦したこと」で、同じ経験を書いてもいいのか迷います。別の題材を無理やり探すほうが、話が薄くなりそうです。

ベンチャールーキーズ編集部
同じ経験を使うこと自体は禁止されていませんが、本文の切り口を変える前提で考えるのが安全です。例えばガクチカで「部活動でチームの戦略を変えた取り組み」を書いたなら、「人生で一番挑戦したこと」ではその中の「反対された中で意思決定した場面」に焦点を絞る、など、同じ経験でも別の側面を切り取ります。
本記事内の表(違い2)で整理したように、ガクチカは成果と工夫の重心、人生で一番挑戦したことは挑戦の定義と行動の重心に違いがあります。採用担当者はESを設問ごとに別評価するのではなく、全体で1人の人物像を組み立てるように読んでいるため、同じ題材でも別の側面で書くことで、人物像に厚みが出ます。
挑戦の題材が複数の設問で重なってしまうときは、経験の棚卸しから一緒に整理します。
「一番」を選ぶ3つの観点と、題材の洗い出し方
結論として、「人生で一番」を選ぶときの観点は、困難の大きさ・自分で意思決定した度合い・学びの深さの3つに整理できます。この3観点のうち、どれが一番高かったかで題材を決めると、本文が書きやすくなります。
3つの観点
観点1:困難の大きさ(自分にとっての難易度)。 周囲と比べた難易度ではなく、「自分にとっての難易度」で選びます。例えば、プログラミング未経験から3か月でアプリを公開した経験は、同じ内容でも理系学生と文系学生では難易度の意味が違います。本文で「自分にとっての難易度」を具体的に書けると、読み手は「挑戦だった理由」を理解できます。
観点2:自分で意思決定した度合い。 与えられた課題をこなした経験より、自分で挑戦の対象を決めた経験のほうが設問に合います。「先輩に言われて始めた」より「このままでは課題が解決しないので、新しい取り組みを提案した」のほうが、意思決定の要素が強くなります。就活の自己分析のやり方、ベンチャー志望が最初にやる4つのステップ の手順を踏むと、自分で意思決定した経験を思い出しやすくなります。
観点3:学びの深さ(別の場面でも活かせるか)。 「忍耐力がついた」「協調性が身についた」といった汎用的なワードで終わる学びは、採用担当者にとって印象に残りません。「相手の反対意見を先に聞くようにした」「準備の段階で複数の案を並べるようになった」のように、具体的な行動の変化で学びを示せると、再現性が伝わります。
題材の洗い出し表
「一番」を決めかねている段階では、候補を複数書き出してから比較する順番で進めます。頭の中で選ぼうとすると、直近の記憶に引っ張られて選ぶ対象が偏りがちです。
| 時期 | 候補となる経験 | 3観点のうち強いもの |
|---|---|---|
| 小学校~中学校 | 習い事・部活・受験・引越しなど | 困難の大きさ/学び |
| 高校 | 部活・文化祭・受験・海外経験など | 意思決定/困難の大きさ |
| 大学1~2年 | サークル立ち上げ・ゼミ・資格・留学など | 意思決定/学び |
| 大学3年~ | インターン・学外プロジェクト・卒業研究など | 意思決定/学び |
書き出した候補の中で、3観点を合計して点数の高いものが「一番」になります。小学校~高校の経験でも、意思決定の度合いが高ければ有力な題材です。学生以前の経験を使うときは、「現在の自分とのつながり」を本文で添えるのが前提になります。当時の学びが現在の大学生活や志望企業の入社後にどう活きるか、を1文添えると、時間軸の違和感を減らせます。
書く前にそろえる4つの要素と、構成の型
結論として、「人生で一番挑戦したこと」を書く前にそろえる要素は、挑戦の定義・取り組んだ内容・直面した困難・学びの4つです。これらをメモで用意してから本文を書くと、字数が変わっても型が崩れません。
| 要素 | 内容 | 書くときのコツ |
|---|---|---|
| 挑戦の定義 | なぜ自分にとって挑戦だったか | 「~未経験だった」「~に反対する人が多かった」など、挑戦の背景を具体名詞で |
| 取り組んだ内容 | 何をしたか(期間・頻度・工夫) | 期間・頻度・関わった人数など、数字を1つ入れる |
| 直面した困難 | どんな困難があったか・どう動いたか | 「困難を乗り越えた」ではなく、取った行動を具体的に |
| 学び | 何を学んだか・どう活かすか | 具体的な行動の変化で示す(汎用的な抽象語を避ける) |
本文の構成は、PREP(結論→理由→具体例→結論)に学びを加えた型が使いやすい形です。400字前後のESであれば、「結論:挑戦の定義(1~2文)→理由:なぜ挑戦だったか(1~2文)→具体例:取り組んだ内容と困難、行動(3~5文)→結論+学び:現在・入社後への接続(1~2文)」の順序で書くと、設問の意図を外しません。STAR(状況→課題→行動→結果)の型を使ってもよいですが、結果(Result)より行動と学びのほうが評価の重心に来るため、PREP+学びの型のほうが相性がいい傾向にあります。
書き出しの注意
本文は「結論から書き始める」のが基本ですが、「人生で一番挑戦したこと」では結論=「挑戦の定義」になります。「〇〇をしたことです」で結論に代える書き方は、挑戦の定義が後回しになり、設問の意図を外します。
- NG:「人生で一番挑戦したことは、海外インターンに参加したことです」
- OK:「人生で一番挑戦したのは、文系学部で英語に自信がない中で、海外インターンに応募したことです」
後者は、挑戦の定義(文系・英語に自信がない)が1文に入っているため、採用担当者が「挑戦の意味」を理解しやすくなります。自分のES本文が面接の質問に耐えられる形になっているかは、ES選考体験 で確かめられます。ES5枚を書いて提出するまでの流れを約6分で体験できる構成です。
字数別の型(200字・300字・400字・500字)
結論として、字数別の型は400字を標準として、200字・300字では要素を間引き、500字では要素を厚くする形で派生させます。設問ごとに型をゼロから作り直すより、1本の型を字数で調整するほうが本文の品質が安定します。
| 字数 | 挑戦の定義 | 取り組んだ内容 | 困難と行動 | 学び+接続 |
|---|---|---|---|---|
| 200字 | 60字(1文) | 100字(工夫1個) | 省略または1文に含める | 40字(1文) |
| 300字 | 70字 | 100字(工夫1~2個) | 70字(取った行動1つ) | 60字 |
| 400字(標準) | 80字 | 120字(工夫2個) | 120字(分析と行動) | 80字 |
| 500字 | 80字 | 120字(工夫2~3個) | 160字(分析→判断→実行の3ステップ) | 140字(学びの具体化と接続) |
字数ごとの共通ルール
字数が変わっても、次の3点は共通で守ります。「~という挑戦でした」で始めない(前置きは字数の無駄)、「頑張りました」「努力しました」で済ませない(具体に置き換える)、数字を1つは入れる(期間・頻度・人数・回数など。採用担当者は数字の有無で深掘りのきっかけを探すため)。深掘りに耐える題材選びと、面接での答え方は ベンチャー面接で聞かれる質問と答え方、評価軸から逆算する準備の順番 で整理しています。
ケース別の書き方(活動の種類ごとの型)
結論として、ケース別の書き方は、挑戦の定義と行動の中身が活動の種類で変わります。活動の種類ごとに、題材選びの観点と書き方のコツを整理します。
| 題材の種類 | 題材選びの観点 | 書き方のコツ |
|---|---|---|
| 学業・研究 | GPAや受賞歴より研究テーマの選び方・進め方の工夫 | 文系はゼミ・レポート、理系は実験・卒業研究のテーマで中身の工夫を書く |
| 部活・サークル | 大会入賞だけに頼らない。意思決定の要素を強く | 「チーム内の課題を見つけて新しい取り組みを提案した」など自分発の要素を書く |
| アルバイト | 業務改善・新人教育・売上向上に集中しがち | リーダー役ではなく、自分で挑戦の対象を定義して動いた経験を選ぶ |
| 長期インターン・学外プロジェクト | 意思決定の要素が強く、ベンチャー選考で評価されやすい | インターンの類型(タイプ1~4)を書き分ける |
| 学生以前(受験・部活・習い事) | 現在の自分とのつながりを前提に | 当時の経験が現在の行動・価値観にどう影響しているかを1~2文添える |
インターン経験を書くときの類型の見分け
インターンの類型は、文部科学省「大学等におけるインターンシップの推進(新しいタブで開きます)」で整理されており、タイプ3(汎用的能力活用型は5日間以上、専門活用型は2週間以上。実施日数の半分超が職場での就業体験)とタイプ1(オープン・カンパニー=就業体験なし)では経験の中身が大きく異なります。本文で「どのタイプのインターンだったか」を書き分けると、採用担当者が経験の中身を理解しやすくなります。ベンチャーの長期インターンは意味があるか、就活につながる人とつながらない人 で、インターン経験の整理の仕方にも触れています。
ベンチャーの選考での書き方、大手と比べたときの意図の違い
結論として、ベンチャー企業の選考では、課題発見・意思決定・再現性の3観点でESが読まれる傾向があります。「人生で一番挑戦したこと」でも、この3観点が自然に出る題材を選ぶと、評価が上がりやすくなります。
大手とベンチャーの読み方の違い
企業や職種による差はありますが、大手企業では応募者数が多いため、ESを評価項目に沿って確認する運用が取られる傾向があります。一方、ベンチャー企業では、採用担当者と現場社員が同じESを読み、面接でESの内容を深掘り材料として使うケースも見られます。応募者数が少ない企業では、1つの設問にかかる重みが相対的に大きくなる場合があります。
| 観点 | 大手の読み方 | ベンチャーの読み方 |
|---|---|---|
| 挑戦の定義 | 人柄や志向性を示す材料 | 「挑戦の基準」そのものを評価 |
| 行動 | 行動量・計画性・継続性 | 自分で意思決定した度合い |
| 学び | 入社後の志向性との整合 | 別の場面での再現性 |
ただし、企業や職種による差はあるため、志望企業ごとに読み方の重心は変わります。本記事内の整理は、傾向として参考にする位置づけで使います。
ベンチャー向けに本文を厚くするポイント
ベンチャーのガクチカの書き方と例、大手向けと変えるべき3つの評価軸 で整理したとおり、ベンチャーの選考では「自走・課題発見・再現性」の3軸がガクチカで評価されやすい傾向にあります。「人生で一番挑戦したこと」でも、同じ3軸を意識して本文を厚くすると、評価の重心から外れません。「言われてやった」ではなく「自分で課題を見つけた」側面を具体的に書く、解決する前の課題を特定するプロセスを1文入れる、学びが別の場面でも再現できる形になっているかを確かめる、の3点が目安になります。自分のES本文が、ベンチャーの選考で評価されやすい構成になっているかを確かめたいときは、ガクチカ深掘りシート で、エピソードの深掘りと言語化の整理ができます。
深掘りに耐える題材を選ぶ
ベンチャーの選考では、本文が200~400字でも、面接で10分以上は話を広げられる題材を選ぶのが安全です。「なぜその挑戦を選んだか」「困難の中身と行動」「行動の結果、何が変わったか」「学びを別の場面で使った例」の4つに答える準備が足りない題材は、ES上は良く見えても面接で失速するリスクがあります。
よくある失敗と対策
結論として、「人生で一番挑戦したこと」で陥りやすい失敗は、題材選びの偏り・結果ばかり書く・学びの抽象化の3つに大別できます。
失敗パターン一覧
| 失敗パターン | 起きる理由 | 対策 |
|---|---|---|
| 直近の経験だけから選ぶ | 記憶に引っ張られる | 小学校~現在までの候補を書き出してから選ぶ |
| 結果の大きさを前面に出す | 「挑戦=成功」と考える | 挑戦の定義と行動の中身を厚く書く |
| 学びが「忍耐力」「協調性」で終わる | 汎用的なワードに逃げる | 具体的な行動の変化で学びを示す |
| ガクチカと同じ題材を使う | 他に話せる経験がない | 題材を変えるか、同じ経験でも別の側面に焦点を絞る |
| 「挑戦したことです」で始める | 結論ファーストと誤解する | 「挑戦の定義」を1文目に置く |
| 他責の表現が入る | 困難を他者のせいにする | 自分の判断と行動を主語にする |
| 現在とのつながりがない | 学生以前の経験だけで完結する | 現在・入社後への接続を1~2文添える |
提出前のセルフチェック
- 小学校~現在までの候補から、3観点で比較して「一番」を選べているか
- 挑戦の定義を1文目に置き、「挑戦したことです」で始めていないか
- 困難と行動の中身を、工夫1~3個を具体名詞で書いているか
- 学びを「忍耐力」「協調性」で済ませず、具体的な行動の変化で示しているか
- 他の設問(ガクチカ・自己PR・挫折経験)と題材が重複していないか
- 面接で10分以上は話を広げられる題材かを確認したか
本文で陥りやすい失敗の多くは、ベンチャーの書類選考で落ちる理由、通過率を上げる直し方 で整理した「設問の意図を外す書き方」と重なります。あわせて確認すると、書類選考の通過率を上げる材料になります。
よくある質問
「人生で一番挑戦したこと」で、留学や起業がないと不利ですか
不利にはなりません。採用担当者は「挑戦の派手さ」ではなく、「自分にとっての挑戦の定義」と「取った行動」を評価しています。日常の中の挑戦でも、本文で挑戦の定義と行動の中身を具体的に書けていれば、評価の対象になります。
失敗した経験でも書いていいですか
書けます。結果の成否より、挑戦の定義・行動・学びのほうが重心に来るため、失敗した経験でも「学び」と「次の行動への接続」で評価されます。むしろ失敗から立て直した経験は、再現性の面で評価されやすい場合があります。
中学・高校時代の経験を書いてもいいですか
書けます。ただし、「現在の自分とのつながり」を本文で示すのが前提です。当時の学びが現在の行動や価値観にどう影響しているかを1~2文添えると、時間軸の違和感を減らせます。
「挑戦したことがない」と感じるときは、どう考えればいいですか
挑戦の定義を広く取り直します。他人から見て大きなことでなくても、「自分にとって初めてのこと」「反対された中で進めたこと」「結果が見えない中で続けたこと」は挑戦の候補になります。就活の自己分析のやり方、ベンチャー志望が最初にやる4つのステップ で経験の棚卸しの手順を整理しているので、題材の洗い出しに使えます。
挑戦の経験が複数あって、1つに絞れないときは
本記事の3観点(困難の大きさ・意思決定の度合い・学びの深さ)で候補を点数化し、合計点が最も高いものを選びます。候補が複数ある状態は悪いことではなく、選びきれた段階で本文の軸が決まります。
ガクチカと同じ題材を使ってしまうと落ちますか
落ちるわけではありませんが、評価は下がりやすくなります。同じ題材を使う場合は、ガクチカは「取り組みと成果」、人生で一番挑戦したことは「挑戦の定義と行動」のように、本文の切り口を分けるのが前提です。
挑戦の結果、成果が数字で示せない題材でも大丈夫ですか
大丈夫です。数字で示せる成果は加点要素ですが、必須ではありません。数字で示せない場合は、挑戦の前後で自分の行動や考え方がどう変わったかを本文で示すと、評価が下がる要素にはなりません。
面接で深掘りされたときに答えられる範囲は、どこまで準備すればいいですか
面接で30分の深掘りに耐えるには、「なぜその挑戦を選んだか」「困難の中身と行動」「学びを別の場面で使った例」の3点を各3~5分で話せる準備が目安です。ベンチャー面接で聞かれる質問と答え方、評価軸から逆算する準備の順番 で、面接の深掘り質問への準備の順番を整理しています。
新卒応援ハローワークでは、ESの相談もできますか
できます。厚生労働省の「新卒応援ハローワーク(新しいタブで開きます)」は全都道府県に設置されており、ES・履歴書の添削や面接練習などを受けられます。大学のキャリアセンターと合わせて使うと、添削の視点が増えます。
ESで書いた「挑戦」と、面接で話す「挑戦」は変えてもいいですか
ESと面接で同じ題材を使うのが基本です。別の題材を話すと、採用担当者はESと面接の内容がつながらないと感じやすくなります。ただし、面接ではESで書ききれなかった背景や、別の場面での再現例を補足で話すのは問題ありません。
複数社に出す場合、「人生で一番挑戦したこと」は書き分ける必要がありますか
挑戦の題材自体は共通で問題ありません。ただし、学びと入社後への接続の部分は、志望企業の事業や求める人物像に合わせて書き直すのが安全です。
挑戦の中身で、政治や宗教に関する活動は書いてよいですか
政治・宗教そのものの主張を中心に書くより、そこで担った役割や、課題解決・周囲との合意形成といった選考で評価される行動面に置き換えて書けるかを確認します。思想信条自体ではなく、取り組みの中身で評価につながる書き方を選びます。
まとめ
「人生で一番挑戦したこと」は、ガクチカと似て見えても、対象期間と評価の重心が違う設問です。「挑戦の定義」「行動と意思決定」「学びと再現性」の3観点で読まれるため、題材選びと本文の重心を外さないことが評価につながります。
- 対象期間は人生全体。学生以前の経験も使えるが、現在とのつながりを本文で示す
- 「一番」の選び方は、困難の大きさ・意思決定の度合い・学びの深さの3観点で比較する
- 構成は、挑戦の定義→取り組んだ内容→困難と行動→学びの4要素で組み立てる
- 字数は400字を標準に、200字・300字では要素を間引き、500字では困難と行動を厚くする
- ベンチャーの選考では、課題発見・意思決定・再現性の3観点で読まれる傾向がある
- 他設問(ガクチカ・自己PR・挫折経験)と題材が重ならないようにする
次のアクションとして、自分の挑戦エピソードを言語化できているかを ガクチカ深掘りシート で整理し、志望企業ごとに書き分ける作業に進むと動きやすくなります。関連する内容として、ベンチャーのガクチカの書き方と例、大手向けと変えるべき3つの評価軸 ・ ベンチャーのエントリーシートの書き方|大手と違う5つのポイント ・ ESの自由記述欄に何を書くか、白紙にしない5つのテーマと字数の目安 もあわせて確認できます。
迷っているうちに、一度整理しませんか
新卒採用の選考に携わってきたメンバーと、オンラインで30分。次の4つを相談できます。
ES添削 ― 選考する側の目で読み、伝わりにくいところを一緒に直す詳しく見る
面接対策 ― 面接で見られているポイントから、答え方を準備する詳しく見る
キャリア相談 ― 大手・ベンチャー・公務員など、どの道に進むかを比べながら整理する詳しく見る
自己分析の手伝い ― 自分に合う仕事や働き方を、これまでの経験から一緒に探す詳しく見る
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運営:株式会社ヘルスベイシス/ベンチャールーキーズ編集部
ベンチャールーキーズ編集部
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