面談を申し込む

TOP > 記事一覧 > ベンチャーの選考対策 > なぜベンチャーなのか、面接で聞かれたときの答え方と志望動機の作り方

ベンチャーの選考対策

なぜベンチャーなのか、面接で聞かれたときの答え方と志望動機の作り方

公開 この記事は約17分で読めます

「なぜベンチャーなのか」と面接で聞かれたら、規模への納得・この会社への納得・入社後の姿の3層で組み立てると深掘りに耐えます。評価されない5つの典型と、1分版・3分版の型をまとめました。

先に結論

  • 「なぜベンチャーなのか」の裏で面接官が見ているのは、就職白書2026で上位の熱意(73.4%)・可能性(71.0%)・人柄(93.8%)の3軸です
  • 答えは規模への納得(なぜベンチャーか)→この会社への納得(なぜこの会社か)→入社後の姿(何をしたいか)の3層で組み立てると、深掘りに耐えやすくなります
  • 評価されない答え方の典型は「成長したい」で止まる・ベンチャーの定義ずれ・大手の悪口・貢献が抽象的・すぐ起業と言う、の5パターンに集中しています
  • 1分版は「規模への納得+会社固有の1行」、3分版は「3層+具体例」で用意すると、面接官に時間指定を変えられても対応できます
  • 「大手じゃダメなの」「どのベンチャーでもいいのでは」の深掘りに備えて、大手も検討した事実と最終判断の理由を1組セットにしておきます

この記事で分かること

  • 「なぜベンチャーなのか」が面接で聞かれる理由と、面接官が見ている評価軸
  • 答えを3層(規模・会社・入社後)で組み立てる具体的な手順
  • 評価されない答え方の典型5パターンと、避けるための書き換え方
  • 1分版・3分版の構成と、職種別の回答例
  • 大手を併願している・業界が絞れていない・内定が出ている場合のケース別対策
  • 「大手じゃダメなの」「将来は起業したいの」などの深掘り質問への切り返し方
  • 面接前のチェックリスト

「なぜベンチャーなのか」の答えが評価軸に沿っているか、1問から相談できます

「なぜベンチャーなのか」が面接で聞かれる理由

「なぜベンチャーなのか」は、ベンチャー企業の面接で聞かれやすい定番質問の一つです。この質問1問で、面接官は複数の評価軸を同時に確かめようとしています。

面接官が見ている3つの評価軸

企業が採用で重視する項目は、調査によって上位3つに集中しています。

項目企業が採用基準で重視
人柄93.8%
自社への熱意73.4%
今後の可能性71.0%
性格適性検査の結果38.8%
アルバイト経験31.4%

出典:株式会社リクルート 就職みらい研究所『就職白書2026(新しいタブで開きます)』データ集(新しいタブで開きます)。企業調査は新卒採用を実施する従業員5人以上の企業のうち2026年卒採用の実施企業1,161社(2025年12月~2026年1月、複数回答)。

「なぜベンチャーなのか」の答えには、この3軸のうち熱意と可能性が特に強く表れます。熱意は「どれくらい調べて、どれくらい考えて来たか」、可能性は「意思決定の筋道が通っているか」として読み取られます。人柄は答えの中身よりも、話し方や受け答えの姿勢から読まれます。

大手の志望動機と、ベンチャーの志望動機で違うところ

ベンチャーの志望動機で問われるのは、業界への関心より「なぜ大手ではなく、この規模の会社を選ぶのか」の説明です。大手の志望動機は「業界→会社→職種」の順で絞っていく型で通じやすいのに対し、ベンチャーでは「規模への納得→会社の事業への納得→入社後の姿」が1セットで聞かれやすくなります。

項目大手の面接で聞かれやすいことベンチャーの面接で聞かれやすいこと
入り口の質問なぜこの業界かなぜベンチャーか
深掘り1業界内でなぜ当社か大手ではなく、なぜこの規模か
深掘り2配属希望の職種は入社後にまず何をしたいか
評価軸の重心業界理解と論理性意思決定の軸と、入社後の具体性

※企業差は大きいため、同じ業界内でも面接設計は異なります。応募企業の採用ページで面接回数や面接官が公表されている場合は、そちらを優先してください。

早期選考の時期は、政府が示した日程ルール(卒業年度の6月より前に選考が行われるケース)とは別に動く企業もあります。この日程ルールは企業への要請で、法的拘束力はありません(内閣官房「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方(新しいタブで開きます)」2025年12月26日)。ベンチャー面接の質問全般の構造は、ベンチャー面接で聞かれる質問と答え方で5系統に整理しています。本記事では「なぜベンチャーなのか」1問に絞って掘り下げます。

ミニFAQ:大手も受けていると答えてもいいですか

答えて構いません。むしろ「ベンチャーしか受けていません」より自然に受け取られることが多くなります。大事なのは、大手も検討したうえで、この会社を選んだ理由を自分の言葉で言えることです。嘘で「御社しか受けていません」と答えると、深掘りで整合が取れなくなります。

答えの作り方は3層で組み立てる

「なぜベンチャーなのか」の答えは、規模への納得・この会社への納得・入社後の姿の3層で組み立てると、深掘りに耐えやすくなります。1層だけで止めると、2~3問目の深掘りで答えが続かなくなります。

層1:なぜベンチャーなのか(規模への納得)

1層目は、企業の規模そのものへの納得です。「大手ではなく、ベンチャーの規模で働きたい理由」を自分の言葉で言える形にします。

  • 大手との比較軸(1年目から任される範囲・意思決定への距離・事業の変化の速さなど)を1つ選ぶ
  • その軸を選んだ理由を、学生時代の経験から1つ引用する
  • 「ベンチャー全般がいい」で止めずに、自分が重視している軸を1つに絞る

ここで「成長できるから」とだけ答えるのは、評価軸として弱くなります。成長の中身を「任される範囲」や「フィードバックの量」など、観測できる言葉に置き換えると説得力が増します。成長の中身の分解はベンチャーで成長できるのは本当かで整理しています。

層2:なぜこの会社なのか(事業・組織への納得)

2層目は、応募企業に固有の理由です。この層が入っていないと、「どのベンチャーでもいいのでは」という深掘りで詰まります。

材料具体的に拾う場所
事業採用ページ・サービスサイト・直近のプレスリリース
組織社員紹介・採用担当のインタビュー・組織図
選考体験カジュアル面談・会社説明会で聞いた話・面接で感じたこと
読者としての体験実際にサービスを使ってみた印象(使える企業の場合)

4つのうち、少なくとも1つは応募企業固有の固有名詞(事業名・サービス名・社員の名前)を答えに入れます。固有名詞が1つも入らないと、量産型の志望動機と受け取られることが多くなります。

層3:入社後に何をしたいか(具体的なイメージ)

3層目は、入社後の自分の姿です。半年後・1年後・3年後の3段階で用意すると、どの質問が来ても対応しやすくなります。

時間軸答えに入れる内容
半年後任されたい業務の範囲と、学び終えておきたいこと
1年後一人で担当できるようにしたい領域
3年後その会社の事業にどう関わっていたいか

「御社の成長に貢献したい」で止めると、3層目として弱くなります。「何の事業に、どういう形で」を1行で言える具体性があると、面接官に入社後のイメージが伝わります。入社1年目のリアルはベンチャー新卒1年目で起きることでまとめています。

評価されない答え方の典型5パターン

ベンチャー面接の志望動機で詰まる答えは、5つのパターンに集中しています。自分の答えが当てはまっていないかを確かめます。

#典型パターンNG例書き換えの方向
1「成長したい」で止まる「若いうちから裁量を持って成長したいからです」「何を・どの程度・いつまでに」成長したいかを任される範囲・担当できる領域・判断の深さに言い換える
2ベンチャーの定義がずれている「ベンチャーは若手が多く、楽しそうで自由だから」創業期・成長期・メガベンチャーのどの段階かを確認し、応募企業の実態に合わせて書き直す
3大手の悪口になる「大手は仕事が細分化されていて、やりがいが感じられないと思うからです」大手の良さを認めたうえで、自分の優先順位としてベンチャーを選んだと伝える
4貢献が抽象的「御社の成長に貢献したいからです」自分の経験・スキルと、応募企業の事業で求められるものを1対1で対応させる
5すぐに起業したいと言う「3年で辞めて独立したいからです」「まず入社後の数年で何を身につけたいか」までセットで話す

パターン1と4は、採点上で最も頻発する減点要因です。「成長」「貢献」はベンチャー就活記事で最も盛られやすい語なので、具体性を1段深くする意識を持っておきます。パターン2のベンチャーの段階の違いはベンチャーと中小企業の違いで、パターン3の大手との比較軸はベンチャーと大手はどっちがいいかで、パターン5の起業志望の伝え方はベンチャー就職は起業の近道かでそれぞれ整理しています。

就活生

答えを3層で組み立てるのが大事なのは分かりましたが、実際に面接で詰まったとき、どう立て直せばいいか分かりません

ベンチャールーキーズ編集部

詰まったときの立て直しは、「層1に戻る」のが基本です。「なぜこの会社なのか」で詰まったら、1つ戻って「なぜベンチャーの規模で働きたいのか」を話し直すと、話の筋が再び通ります。入社後の姿で詰まったら、2つ戻って「なぜベンチャーで、なぜこの会社なのか」から話し直せます。

準備の順番としては、まず層1(規模への納得)を1分で言える形にし、次に層2(この会社への納得)を応募企業ごとに書き分け、最後に層3(入社後の姿)を半年・1年・3年の3段階で用意します。この3層が1本の線でつながっていれば、面接官から深掘りで何を聞かれても、3つのうちどれかから話し始められます。面接の場で詰まったときは「少し考えてよいですか」と一言添え、3層のどの話に戻るかを選び直すのも有効です。

3層のつながりが自分の言葉で言えているか、1問から確認できます

答え方の型(1分版・3分版)

面接では、持ち時間を指定されることがあります。1分版(話の筋のみ)と3分版(具体例と考え方を含む)の両方を用意しておくと、どちらを求められても対応できます。

1分版と3分版の構成

1分版は約250~300字、3分版は約700~900字が目安です。1分版と3分版は同じ素材から作るのが基本で、別の話を2つ用意しないようにします。

要素1分版の目安3分版の目安
層1:なぜベンチャーの規模か1文(50字前後)2~3文(150~200字)/学生時代の経験を1つ添える
層2:なぜこの会社か1文(50~80字)3~4文(200~300字)/応募企業固有の事業・組織の話を入れる
層3:入社後に何をしたいか2文(100~150字)3~4文(250~350字)/半年・1年・3年の3段階で話す

1分版は、面接の最初に「志望動機を1分で」と求められたときに使います。3分版は、二次面接以降で「もう少し詳しく」と深掘りされたときに使います。暗記ではなく、要素の順番と要素間のつながりだけ覚えておくと、本番で崩れにくくなります。

回答例(職種別に3パターン)

例文はそのまま使うものではなく、自分の答えの型を確かめる参考として読んでください。実際の面接では、応募企業の事業・組織に合わせて書き直す必要があります。

例1:営業職志望(SaaS系ベンチャー)

層1:学生時代の長期インターンで、少人数の広告代理店で営業と提案資料の作成を一通り経験したことがきっかけです。業務が細分化される前の規模で、自分で顧客の課題を定義してから提案まで持っていける方が、1社目の経験として密度が高いと感じています。

層2:御社の△△というサービスを選考前に試させていただき、小規模な事業者が導入する際の初期設定のつまずきを、カスタマーサクセスの方が丁寧に拾っている点に惹かれました。採用ページでも「顧客の成功から逆算した営業」という言葉があり、提案と導入後が一体で設計されている印象を持ちました。

層3:入社後は、まず導入支援でサービスへの理解を深め、半年を目安にフィールドセールスに移って、顧客の課題定義から提案までを担当できる状態を目指したいです。3年後には、営業チームの中で新しい業種への開拓を提案できる役割に挑戦したいです。

例2:エンジニア職志望(アーリー期スタートアップ)

層1:学生時代に個人開発でウェブアプリを2本公開した経験があり、要件定義から運用まで通しで関わる開発を続けたいと考えています。大規模な分業体制より、少人数で機能の優先順位から議論できる環境の方が、学びの速度が上がる手応えがありました。

層2:御社の◇◇という事業の技術ブログで、エンジニアがプロダクトマネージャーと一緒に機能の仕様を決めている話を読み、職種の境界が緩い組織運営に惹かれました。カジュアル面談で伺った「新機能のアイデアはエンジニアからも出せる」という文化にも共感しました。

層3:入社後は、既存機能の保守から入り、半年でチームの開発フローに馴染むことを目指します。1年後には小さな新機能を1本リードできる状態、3年後にはプロダクトの中核機能の設計に関わりたいと考えています。

例3:企画職志望(成長期ベンチャー)

層1:ゼミで地域の中小企業の広報を手伝った経験から、事業の全体像が見える規模で、企画から実行まで通しで担当したいと考えています。大手の企画職では、調査と提案までで役割が区切られることが多いと聞き、ベンチャーの規模で実行まで関わりたいという気持ちが強くなりました。

層2:御社の○○事業で、新しい顧客層を開拓するために、商品企画と販売チャネルの設計を同じチームで動かしている点に関心を持ちました。採用ページで紹介されている社員の方の言葉からも、分業しすぎない運営がうかがえました。

層3:入社後は、まず既存事業の顧客分析から始めて、半年で商品企画のアシスタントとして企画書を書けるようにしたいです。1年後には1つの新規企画を担当し、3年後にはチームの中で新しい顧客層の開拓を提案できる立場を目指します。

深掘り質問の切り返し方

「なぜベンチャーなのか」に対する最初の答えが評価されても、2~3問目の深掘りで答えが止まることが多くあります。深掘りで聞かれやすい3つの質問に、事前に答えを用意しておきます。

深掘り質問裏にある評価軸切り返しの型
大手じゃダメなの意思決定の軸と、覚悟の確認大手の良さを認めたうえで、自分の優先順位としてベンチャーを選んだと伝える
どのベンチャーでもいいのでは応募企業への具体的な関心の確認他のベンチャーで検討した企業名を1~2社挙げ、そのうえでこの会社を優先した理由を1行で言う
将来は起業したいの応募企業での定着意欲と、入社後の数年の過ごし方の確認起業したい気持ちを隠さず、「まず入社後の数年で何を身につけたいか」までセットで話す
  • 大手じゃダメなの:「大手では学べないこと」と対比するより、「ベンチャーで経験できるようになること」を具体的に話す方が印象面でも有利になります。大手の内定も目指していることを伝える場合、面接の時間が許すなら判断軸が通っていることを1行添えます
  • どのベンチャーでもいいのでは:他のベンチャーと比べて、この会社を優先した理由として、事業の規模感・組織の特徴・社員の雰囲気のうち、自分が優先した軸を1つに絞ります
  • 将来は起業したいの:応募企業で学べることと、自分が身につけたいことを1対1で対応させて話します。「3年で辞めて独立します」のような言い方は、受け止める企業が選ばれるので避けます

ケース別の対策

志望動機を作るときに起きやすい3つのケース別に、答えの組み立て方を整理します。

ケース1:大手も併願している

大手を併願していること自体は、面接で正直に伝えて構いません。ただし、大手との比較で「ベンチャーを選んだ理由」を1つ言える形にしておきます。

  • 併願先の企業名まで聞かれる場合もあります。業界が離れすぎていると「軸がぶれている」と見られることがあるため、併願先と応募企業に共通する軸を1つ用意しておきます
  • 「大手で内定が出たらそちらを選びますか」の質問には、答える前に少し考える時間を取っても構いません。自分の優先順位に沿った判断を素直に伝えます
  • 両方に内定が出た場合の決め方は大手とベンチャーの両方に内定したときの決め方で整理しています

ケース2:業界が絞れていない

業界が絞れていない段階でベンチャーの面接を受けるときは、業界ではなく「規模」と「仕事の進め方」で軸を立てます。

  • 業界を限定せず、「新規事業・既存事業の立ち上げに関われる規模」で絞っていると答えて構いません
  • 「業界を絞らないのは、まだ考えが足りないからではないか」と聞かれる可能性があります。今まで検討した業界と、どういう基準で保留しているかを1組セットにしておきます
  • 就活の軸の立て方は就活の軸の決め方で整理しています

ケース3:すでに他社から内定が出ている

他社の内定を持っていることは、面接で聞かれたら正直に伝えて問題ありません。「他社と比べた上で、この会社を受け続けている理由」を1行で言える形にしておきます。

  • 内定先の企業名まで答えるかどうかは、応募企業の雰囲気で決めます。企業名を伏せても失礼にはなりません
  • 「内定を保留している理由」を聞かれたら、迷っているポイントを隠さずに答えます。隠すと深掘りで整合が取れなくなります
  • 内定承諾の判断は内定承諾で迷うときの判断順でまとめています

よくある失敗と準備チェックリスト

面接前に確認するポイント

ベンチャー面接の「なぜベンチャーなのか」で詰まる人は、3層のつながりの弱さ・応募企業固有の固有名詞の不足・深掘りへの備え不足のどれかに該当することが多くあります。本番に臨む前にチェックリストで確認します。

失敗なぜ起きるか回避の方向
「成長したい」で志望動機が終わる成長の中身を観測できる言葉に置き換えていない任される範囲・担当できる領域・判断の深さに言い換える
応募企業固有の固有名詞が1つも入らない事業・組織・採用ページを選考前に読み込んでいない事業名・サービス名・社員の名前のうち1つ以上を答えに入れる
深掘り2~3問目で答えが止まる3層の答えを1つの線でつないでいない層1・層2・層3のつながりを1本の線で説明できる形にする
  • 層1(規模への納得)を1文で言える
  • 層2(この会社への納得)に、応募企業固有の固有名詞が1つ以上入っている
  • 層3(入社後の姿)を半年後・1年後・3年後の3段階で用意した
  • 「大手じゃダメなの」の答えを1行で用意した
  • 「どのベンチャーでもいいのでは」の答えを1行で用意した
  • 1分版(250~300字)と3分版(700~900字)の両方を用意した
  • 大手を併願している場合、併願先と応募企業の共通軸を1つ用意した
  • 応募企業の採用ページ・サービスサイト・直近のプレスリリースを1つ以上読んだ

よくある質問

ベンチャー向けの志望動機は、大手向けと完全に書き分けるべきですか

骨格(なぜこの業界か・なぜこの職種か)は共通で構いません。差分は層1(規模への納得)と、層2の応募企業固有の部分だけです。全部を書き分けようとすると準備が追いつかなくなるため、共通部分と差分部分を分けて書くと効率よく準備できます。

「御社でしかできないこと」が思いつきません

「他の会社では不可能なこと」を無理に探す必要はありません。応募企業の事業・組織の中で、自分が特に魅力を感じたことが1つあれば十分です。他社でも似たことができる場合は「他社でもできますが、御社の◇◇の部分に惹かれています」と素直に答えて構いません。

面接で起業したいと伝えてもいいですか

伝えて構いませんが、応募企業の採用方針を確認してからにします。採用ページで「将来の起業を応援」と明記している企業もあれば、長期的な定着を重視している企業もあります。伝える場合は「入社後の数年で何を身につけたいか」までセットで話します。詳細はベンチャー就職は起業の近道かでまとめています。

「安定したい」が本音の場合、どう答えればいいですか

安定志向を否定する必要はありませんが、面接で「安定したいからベンチャーを選びました」と答えると、意思決定の軸が通りません。本音と志望動機を切り分けるか、応募企業がベンチャーの中でも事業が安定している理由を自分なりに言える形にします。無理にベンチャー志望を演じるより、ベンチャーと大手はどっちがいいかで選び直す選択肢もあります。

1社目にベンチャーを選ぶ理由がうまくまとまりません

1社目にベンチャーを選ぶ理由は、「将来のキャリアで実現したいこと」から逆算して組み立てる方が通りやすくなります。3年後・5年後にどうなっていたいかを1つ決めて、そこから逆算して「1社目で経験しておきたいこと」を書き出すと、層1の答えが作りやすくなります。

カジュアル面談でも「なぜベンチャー」は聞かれますか

カジュアル面談では、評価を伴わない雑談として軽く聞かれることが多くあります。本番の面接ほど構えなくても構いませんが、同じ質問を本選考でも聞かれるため、カジュアル面談で答えた内容をメモしておくと準備が整います。

事業内容がよく分からない企業の志望動機はどう作りますか

事業内容が分からない企業に応募するときは、志望動機の層2(この会社への納得)が作りにくくなります。カジュアル面談・会社説明会で事業の説明を1回聞いてから本選考に進むか、採用ページ・プレスリリースを3つ以上読んで、自分の言葉で事業を説明できる状態まで持っていきます。

答えに詰まったとき、どう切り返せばいいですか

多くの面接官は、話し出すまでの数秒を待ってくれます。沈黙を怖がって話を変えると、かえって伝わりにくくなります。「少し考えてよいですか」の一言を言える準備をしておくと、緊張が強い場面でも時間を取り戻せます。切り返した後は、3層のどこに戻るかを選んで話し始めます。

ESに書いた志望動機と面接の答えは変えてもいいですか

骨格は変えない方が無難です。ESで書いた層1・層2の内容と、面接で話す内容を一致させると、面接官から「書類と話している内容が別人のよう」と見られずに済みます。面接では、ESの内容に具体例や考えた背景を足して3層目まで広げる、という組み立て方にします。ESの書き方はベンチャーのエントリーシートの書き方で整理しています。

まとめ

「なぜベンチャーなのか」の答えは、規模への納得・この会社への納得・入社後の姿の3層で組み立てると、深掘りに耐えられる形になります。評価されない答え方の典型は5パターンに集中しており、避けるポイントは事前に対策できます。1問1答で暗記するのではなく、3層のつながりを1本の線で説明できる形にしておくのが近道です。

  • 「なぜベンチャーなのか」の裏で見られているのは熱意・可能性・人柄の3軸で、就職白書2026でも上位の評価項目
  • 答えは3層(規模への納得→この会社への納得→入社後の姿)で組み立てる。1層だけでは深掘りに耐えない
  • 評価されない5パターン(「成長したい」で止まる・ベンチャーの定義ずれ・大手の悪口・貢献が抽象・すぐ起業と言う)を避ける
  • 1分版は250~300字、3分版は700~900字。同じ素材から2本作る
  • 「大手じゃダメなの」「どのベンチャーでもいいのでは」の深掘りに事前に答えを用意する
  • 大手を併願している・業界が絞れていない・他社の内定が出ているケースは、素直に答えつつ軸を1行で言えるようにする

次のアクションとしては、まず層1(なぜベンチャーの規模か)を1文で書き出してみてください。関連記事としてベンチャー面接で聞かれる質問と答え方、28卒の面接対策は何をすればいいか、ベンチャーと大手はどっちがいいかも参考になります。

運営:株式会社ヘルスベイシス/ベンチャールーキーズ編集部

大手比較志望動機面接

ベンチャールーキーズ編集部
公的機関や調査会社が公表しているデータをもとに記事を作成しています。ES添削・面接対策などの相談には、新卒採用の選考に携わってきたメンバーが対応します。

関連記事

無料面談を申し込む