自分の強みが分からないときの見つけ方、過去の行動と人の言葉から探す5手順

「自分の強みが分からない」は強みがない状態ではなく、意識せずに繰り返している動き方を言語化できていない状態です。28卒の新卒就活生を対象に、過去の行動と人の言葉という2つの手がかりから、ES・自己PR・面接で使える強みに落とし込む5つの手順とケース別の見つけ方を整理します。
先に結論
- 「強みが分からない」は、強みがないのではなく、意識せずに繰り返してきた動き方を言葉にできていない状態です
- 見つけ方の軸は2つ、過去の行動(没頭した経験から動き方を抜き出す)と人の言葉(親・友人・バイト先から聞き取る)です
- 過去の行動は5手順で整理します(年代別に経験を並べる → 没頭した場面を5つ書く → なぜ頑張れたかを掘る → 共通する動き方を抜く → 一言で言い切る)
- 他己分析では、聞く相手を関係の長さ・役割の違い・近い世代の3種類に分けると、言葉の偏りが減ります
- 強み・自己PR・ガクチカは別物で、強みは「動き方」、自己PRは「強み+発揮した経験」、ガクチカは「経験の中身」です
この記事で分かること
- 「強みが分からない」の正体と、見つけ方の全体像
- 過去の行動から強みを見つける5つの手順と、各手順で詰まるポイント
- 他己分析で聞く相手の分け方と、聞くべき3つの質問
- 強み・自己PR・ガクチカの書き分けと、整合の取り方
- ケース別(平凡な大学生活/バイトだけ/短所しか浮かばない/長期インターン経験あり)の対処
- 大手面接とベンチャー面接で、強みの見られ方がどう違うか
自分の強みを言葉にする作業を、過去の行動と他己分析の両方から一緒に整理する相談を受け付けています
「強みが分からない」は、強みがないのではなく言語化できていない状態
結論、「強みが分からない」と感じている人のほとんどは、強みがないのではなく、意識せずに繰り返している動き方を言葉にできていないだけです。日常の中では当たり前に繰り返しているため、本人には強みとして見えません。見つけ方は、過去の行動を素材にする方法と、人の言葉を素材にする方法の2つに分かれます。
強みとは、意識せずに繰り返している動き方のこと
ESや面接で使える「強み」は、才能や性格の名前ではなく、場面が変わっても繰り返し出てくる動き方のことです。「責任感がある」ではなく、「期限より早く着地点を決めて動く」のように、動詞の形で書けると自己PRでも面接でも使えます。性格の形容詞のまま提出すると、採用側は裏付けの行動を確かめようとして深掘り質問に移ります。
2つの手がかり、過去の行動と人の言葉
強みを探すときの手がかりは、過去の行動(自分で振り返る)と、人の言葉(他者から聞く)の2つです。片方だけだと、自覚と評価の間にズレが残ります。両方を使うと、自分では気づきにくかった動き方が言葉として出てきます。診断ツール(MBTI・ストレングスファインダー等)は補助として使い、結果を強みの決定版として扱わないのが安全です。
| 手がかり | 具体的な作業 | 得られるもの | 詰まりやすい点 |
|---|---|---|---|
| 過去の行動 | 没頭した経験・頑張れた場面を書き出し、共通点を抜く | 繰り返し出てくる動き方 | 「普通の体験しかない」と手が止まる |
| 人の言葉 | 親・友人・バイト先など複数に、具体の場面と理由を聞く | 自分が自覚していない動き方 | 曖昧な褒め言葉で終わる |
| 診断ツール | Webの質問に答えて類型を得る | 言語化のたたき台 | 結果を強みの決定版として扱うと浅くなる |
自己分析全体の流れを先に押さえたい人は、自己分析のやり方の5手順を見てから本記事に戻ると、全体像の中での位置づけが見えやすくなります。
過去の行動から強みを見つける5つの手順
結論、過去の行動から強みを見つけるときは、①年代別に並べる → ②没頭した場面を5つ書き出す → ③なぜ頑張れたかを一段深く掘る → ④共通する動き方を抜き出す → ⑤一言で言い切るの5手順で進めます。編集部の推奨目安として、一人で集中して進めた場合に合計90~120分を見積もります。1回で終わらせず、2~3日に分けて書き直すと言葉が固まります。
手順1:過去10年を4つのテーマで並べる
小学校高学年から現在までの10年前後を、学校・部活や習い事・家庭や友人関係・バイトやインターンの4つのテーマに分けて、年代順に出来事を並べます。思い出した順でよく、1テーマあたり5~10件を目安にすると次の手順の素材が揃います。
手順2:没頭した経験・頑張れた場面を5つ書き出す
手順1で並べた中から、時間を忘れた・自分から動いた・結果に関係なく続けたのいずれかに当てはまる場面を5つ選びます。成功体験に限らず、失敗して悔しかった経験でも、長く続けていた日常の工夫でもかまいません。「人から頼まれていないのに自分でやった」場面が入っていると、強みの素材として使いやすくなります。
手順3:「なぜ頑張れたか」を一段深く掘る
選んだ5場面について、「なぜその場面で動けたか」を1つにつき3~5行で書きます。「楽しかったから」で止めず、何が楽しかったか・どんなときに手応えがあったか・やめなかった理由は何かまで掘ります。この段階で、動き方の候補が少しずつ見えてきます。
手順4:共通する「動き方」を抜き出す
5場面を見比べ、場面が違っても共通する動詞の形を抜き出します。「人の話を途中で止めずに最後まで聞く」「結論を先に置いてから走り出す」「失敗した後に手順を見直す」のように、具体の行動で書くのがコツです。性格の形容詞(真面目・積極的)で止まっているときは、まだ深掘りが足りないサインです。
手順5:強みの候補を一言で言い切る
抜き出した動き方を、20~40字の一文で言い切ります。「どんな場面でも、相手の話を途中で止めずに最後まで聞いてから、結論と反対の意見も1つ出す」のように、場面の限定と動き方をセットで書くと、ES・面接のどちらでも流用できる形になります。
| 手順 | 作業 | 所要時間の目安 | 詰まったときの対処 |
|---|---|---|---|
| ① 年代別に並べる | 10年×4テーマで出来事を並べる | 20~30分 | 写真・スケジュール帳を見返す |
| ② 没頭場面を5つ選ぶ | 時間を忘れた・自分から動いた場面を選ぶ | 15分 | 成功した場面でなくてよい |
| ③ なぜ頑張れたかを掘る | 1場面につき3~5行で理由を書く | 30~45分 | 「楽しかった」の先を書くまで止めない |
| ④ 共通する動き方を抜く | 動詞の形で2~3個抜き出す | 15分 | 形容詞で止まっていたら③に戻る |
| ⑤ 一言で言い切る | 場面+動き方で20~40字にまとめる | 10~15分 | 書いた強みで③の場面を説明できるか確認 |
ベンチャーのガクチカの書き方と例で解説したエピソードの型は、手順⑤で言い切った強みの裏付けとして使えます。強みが固まる前にガクチカから書き始めると話の軸がずれるため、強み→ガクチカの順で作ると書き直しが減ります。

就活生
過去の行動を書き出しても、普通のバイト・サークル・ゼミばかりで強みと呼べるものが見つかりません。周りの話を聞くと自分より派手な経験ばかりに思えて、自信が持てないままです

ベンチャールーキーズ編集部
強みは経験の派手さではなく、場面が変わっても出てくる動き方の方で決まります。バイト・サークル・ゼミの中で、人から頼まれていないのに自分でやったことや、失敗した後に手順を変えた場面を思い出してください。「普通」の経験の中にある小さな繰り返しの行動が、本記事の手順④で抜き出す動き方の素材になります。学生生活全体で特別な出来事を探すほど強みから遠ざかる傾向があるので、まずは身近な5場面に絞って手順③まで進めてください。
過去の行動から抜き出した強みを、ESの長所・自己PRの欄で使える文に落とし込むES添削を受け付けています
人の言葉から強みを見つける(他己分析)
結論、他己分析は関係の長さ・役割の違い・近い世代の3種類に相手を分けて聞きます。1種類だけに聞くと言葉が偏ります。関係の長い家族・友人は自分の素の行動を知っていますが、仕事の視点が不足しがちです。バイト先・ゼミの指導教員は役割の中の動き方を見ていて、評価の視点が入ります。先輩やOBは、就活の文脈で言い直してくれる可能性があります。編集部の推奨目安として、偏りを減らすために3種類から合計4~6人に聞くことをおすすめします。
聞く相手3種類と、聞くべき3つの質問
- 「私を一言で表すと、どんな人だと思いますか」(印象の輪郭を聞く)
- 「私が◯◯の場面(具体の出来事)で、どう動いていたと感じましたか」(具体の場面に紐づけて聞く)
- 「私が逆に苦労しそうだと思うのはどんな場面ですか」(裏返しとしての強みも見える)
3つ目の「苦労しそうな場面」は、強みの裏返しとして使えます。「細かく手順を踏むのが苦手そう」と言われたら、裏返しとして「大枠を素早く決めて動く」が強みの候補になります。感想を否定しないで最後まで聞き切るのが基本です。聞いた言葉は書き起こしてから、動詞の形に書き直します。「周りに気を配っている」→「相手の表情を見てから発言のタイミングを調整する」のように落とし込むと、過去の行動の整理と繋がります。
| 相手の種類 | 目安人数 | 聞く観点 | よくある詰まり |
|---|---|---|---|
| 関係の長さ(親・友人) | 1~2人 | 素の動き方・小中学校の頃からの変わらない傾向 | 「真面目」「優しい」で止まる |
| 役割の違い(バイト先・教員) | 2~3人 | 仕事や役割の中での動き方 | 評価の言葉と事実が混ざる |
| 近い世代(先輩・OB) | 1~2人 | 就活の文脈での言い直し | 相手の経験に引っ張られる |
診断ツールの使いどころと限界
MBTI・ストレングスファインダー・Web上の自己分析ツールは、言語化のたたき台として便利です。ただし、診断結果をそのまま強みとして書くと、過去の行動と噛み合わないままESに出すことになり、面接の深掘りで整合が崩れます。診断結果は、過去の行動の整理と他己分析の結果を照らし合わせるための地図として使う位置づけが安全です。生成AIの就活利用に関する動向は、マイナビキャリアリサーチLab「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査 <就活生のAI利用について>」2026年5月26日公表(新しいタブで開きます)でも公表されています(対象は2027年3月卒業予定の大学3年生・大学院1年生)。結果の扱い方はChatGPTで自己分析をする方法で整理した通り、たたき台の位置づけに留めるのが安全です。
強み・自己PR・ガクチカの違いと使い分け
結論、強み・自己PR・ガクチカは、言葉は似ていても書く対象が別です。強みは「動き方そのもの」、自己PRは「強み+発揮した経験」、ガクチカは「学生時代に力を入れたことの中身」です。整合を取ってから書き分けないと、同じ経験を違う角度で書いた3つが、全体として浅く見える結果になります。
それぞれの書く対象の整理
| 項目 | 書く対象 | ESでの字数の目安 | 書き方 |
|---|---|---|---|
| 強み(長所) | 動き方そのもの | 50~100字 | 動詞の形で、場面を限定して言い切る |
| 自己PR | 強み+発揮した経験 | 300~500字 | 強みを提示し、具体的な行動と結果で裏付ける |
| ガクチカ | 学生時代に力を入れた経験の中身 | 300~500字 | 課題・行動・学びで、経験の中身を描く |
整合の取り方と、志望動機との関係
強みの候補を手順⑤で一言にしたら、自己PRとガクチカの素材と並べ、同じ動き方が3本の筋で説明できるかを確認します。説明がぶれるときは、強みがまだ抽象的すぎるサインなので、手順③に戻って動き方を具体化します。自己PRと長所の書き分けを押さえたい人は、ベンチャーの自己PRで評価される3つの強みと、ESの長所短所欄の書き方の2本に目を通しておくと、文面を作るときに迷いが減ります。
志望動機はまた別の軸で考える作業です。強みは自分の中の動き方で、志望動機は会社との接点で決まります。就活の軸がまだぶれている人は、28卒の就活は何から始めるべきかで紹介している進め方と合わせて、自分の軸を先に固めるほうが志望動機が書きやすくなります。
ケース別の見つけ方
結論、「強みが見つからない」と感じる背景には4つの型があり、型ごとに次の一手が変わります。自分がどの型に当てはまるかを先に見立てると、迷いが減ります。
| ケース | 詰まりの原因 | 次の一手 |
|---|---|---|
| 平凡な大学生活しか経験がないと感じる | 大きな実績を探してしまう | ゼミ・バイト・ノートの取り方など日常の小さな繰り返しを素材にする |
| バイト・サークルしかやってこなかった | 経験の格好良さで判断してしまう | ミスの直し方・他のメンバーが嫌がる役割の引き受け方に注目 |
| 短所しか浮かばない | 強みの肯定形で考えようとする | 短所の裏返しから入る/他己分析を先に進める |
| 長期インターンや留学の経験がある | 経験と強みを混同する | 手順③を長めに取り、経験ではなく繰り返した動き方を抜き出す |
長期インターンや留学の経験がある人が特に注意したいのは、経験の格好良さと強みが別物であることです。「長期インターンでSNSを運用した」は経験で、「数値が下がった週に原因を上位3つに絞って手を動かす」が強みです。経験の派手さに引っ張られると、動き方の抽出が浅くなるため、手順③を長めに取るのが安全です。ガクチカでバイトを題材にする書き方はベンチャーのガクチカの書き方と例、短所の書き方はESの長所短所欄の書き方にそれぞれ整理があります。
よくある失敗と直し方のチェックリスト
結論、強みを言葉にする過程でよく起きる失敗は4パターンです。自分の書いた強みを1項目ずつ照らすと、直すべき点が明確になります。
| # | 失敗 | 具体的な現象 | 直し方 |
|---|---|---|---|
| 1 | 性格の形容詞で止まる | 「真面目」「協調性がある」のまま提出 | 動詞の形に書き直す(手順④に戻る) |
| 2 | 診断結果をそのまま書く | ストレングスファインダーの結果語をコピー | 過去の行動と照らして、裏付けの場面を1つ添える |
| 3 | 強みを盛って抽象化する | 「どんな場面でも成果を出す」 | 場面を限定して言い切る(例:「初対面の相手が多い場面で」) |
| 4 | 自己PRとガクチカで素材を使い回す | 同じ経験を違う角度で書けない | 強みを軸に、別の経験を1つずつ割り当てる |
直し方のチェックリストは次の通りです。
- 強みは動詞の形で、場面を限定して書けているか
- 書いた強みで、過去の行動の中の3場面以上を説明できるか
- 他己分析の言葉と、過去の行動から抜き出した動き方が、同じ動き方を指しているか
- 自己PRの経験と、ガクチカの経験が、別の素材で書けているか
- 診断ツールの結果語を、そのままコピーしていないか
- 強みの一文が20~40字に収まっているか
- 「頑張った」「努力した」で説明が終わっていないか
大手とベンチャーで強みの見られ方の違い
結論、大手とベンチャーでは、同じ強みでも見られ方の重みが変わります。大手面接では「規模の中で持続する動き方」が、ベンチャー面接では「少人数で動くときに発揮される動き方」が重く見られる傾向があります。ただし、企業や職種による差は大きく、どちらでも共通して評価される動き方もあります。この整理は、公開されている採用情報の一般的な傾向を編集部で分類したもので、志望企業ごとに傾向を確かめてください。
評価されやすい強みの型の違い
| 観点 | 大手で評価されやすい強みの型 | ベンチャーで評価されやすい強みの型 |
|---|---|---|
| 動き方 | 役割の中で手順を守って持続する動き方 | 役割の壁を超えて自分から動き出す動き方 |
| 学び方 | 既存の仕組みを使いこなしながら改善する | 仕組みがない状態で、まず試して検証する |
| 周囲との関わり | 関係者と合意形成を取ってから進める | 相手が合わない段階でも、目的を共有して動ける |
| 失敗の扱い | 原因分析を定型のフレームで整理する | 短い期間で手を打ち、次の試行に移す |
ベンチャー面接では、少人数で動くことを前提に、合わない相手との目的共有や、自分で手を動かし始める速さが見られます。ベンチャーに向いてる人・向いてない人で整理した判断軸でも、「不確実な状況で動き出せるか」が繰り返し出てきます。背景として、厚生労働省「若年者雇用実態調査」(令和5年)では、初めて勤務した会社を辞めた理由として「人間関係がよくなかった」が26.4%、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」が28.5%で上位に挙がっています(出典:厚生労働省「若年者雇用実態調査(令和5年)概況」PDF(新しいタブで開きます)。対象は常用労働者5人以上の事業所に勤めた15~34歳。「若年」は新卒者に限らない)。先輩世代の数値で28卒自身の数値ではありませんが、入社後の定着が面接の段階から確かめられる位置づけになっている背景が見えます。志望企業の採用情報を見るときは、職場情報の提供制度(新しいタブで開きます)(若者雇用促進法に基づき、新卒採用で企業が提供する職場情報の制度)に基づく情報も参考になります。
よくある質問
強みが1つに絞れません。複数書いていいですか
ESの長所欄のように字数が短い欄では、1つに絞って書くほうが伝わります。字数が多い自己PR欄でも、強みは1つに絞って経験で裏付けるのが基本です。複数書くと、面接官は「どれが本命か」を判断しにくく、質問の深掘りが浅くなります。
診断ツールの結果と、他己分析の結果が食い違うときはどちらを採用しますか
他己分析の言葉と、過去の行動から抜き出した動き方を優先します。診断ツールは言語化のたたき台の位置づけで、過去の行動で説明できないものは強みの候補から外します。食い違いの背景には、診断の質問文の解釈が本人の自己認識に引っ張られていることが多く、他者の目で見た動き方のほうが実像に近いことがあります。
「短所しかない」と感じる状態からでも強みは見つかりますか
見つかります。短所の裏返しは強みの候補として使えます。「決めるのに時間がかかる」の裏返しは「複数の案を比べてから決める」です。短所から入るときは、他己分析の3つ目の質問(「苦労しそうな場面は」)から始めると、過去の行動の整理にもつながります。
バイト経験しかないのですが、強みの素材として足りますか
足ります。バイト経験は時間の長さがあるため、動き方が繰り返される素材として適しています。詰まるときは経験の格好良さを気にしていることが多いので、ミスの直し方・他のメンバーが嫌がる役割の引き受け方・勤務時間外に自分でやっていた準備など、動き方に注目して書き出します。
「真面目」「協調性」のような言葉は強みとして使えますか
形容詞のまま使うのは避け、動詞の形に書き直してから使うほうが伝わります。「真面目」は「期限より早く着地点を決めて動く」のように書き直せます。形容詞のままだと面接の深掘りで「具体的には何をしましたか」で止まってしまい、情報量が落ちます。
他己分析で聞くのが気まずいです。何人に聞けば十分ですか
4~6人を目安にします。LINEで「就活の自己分析のために、一言で表すとどんな人だと感じるか教えてほしい」と文章で聞くこともできます。直接会えない相手には質問を文章で送るほうが、相手も答えを整理しやすい傾向があります。
ガクチカと自己PRで、同じ経験を使ってもいいですか
同じ経験を使うと、2つの欄で見える情報の密度が下がります。ガクチカは「学生時代に力を入れたことの中身」、自己PRは「強み+発揮した経験」で、強みの軸に沿った別の経験を1つずつ割り当てるのが基本です。素材を使い回すときは、見せる角度(成果と動き方)を明確に分けてください。
強みを言い切る文の長さの目安はありますか
20~40字が目安です。「どんな場面でも、相手の話を途中で止めずに最後まで聞いてから、結論と反対の意見も1つ出す」のように、場面の限定と動き方のセットで書くと、ES・自己PR・面接のどこで聞かれても流用できます。
強みを見つける作業にはどのくらいの時間がかかりますか
一人で集中して進めた場合に、過去の行動の5手順で合計90~120分、他己分析で2~3週間(相手の返答待ちを含む)が目安です。2~3日に分けて書き直すと言葉が固まります。全体の面接準備の進め方は、28卒の面接対策は何をすればいいかの順番を参考にしてください。
大学のキャリアセンターや公的窓口でも相談できますか
できます。大学のキャリアセンターのほか、新卒応援ハローワーク(新しいタブで開きます)(卒業予定者と卒業後おおむね3年以内の人が利用できる公的窓口)でも、担当者制の個別支援やESの添削を受けられます。全国で複数の拠点が設けられています(2026年10月時点の厚生労働省ページによる)。
まとめ
「自分の強みが分からない」の正体は、動き方を言語化できていない状態です。過去の行動と人の言葉の2つの手がかりを使い、動詞の形で場面を限定して言い切るところまで作業すれば、ES・自己PR・面接のどの場面でも使える形になります。
- 強みは「意識せずに繰り返している動き方」で、形容詞ではなく動詞で書く
- 過去の行動は5手順(年代別→没頭場面→なぜ→共通点→一言)で整理し、90~120分を目安に進める
- 他己分析は、関係の長さ・役割の違い・近い世代の3種類の相手に、4~6人を目安に聞く
- 診断ツールは言語化のたたき台で、過去の行動と照らし合わせて使う
- 強み・自己PR・ガクチカは別物で、整合を取ってから書き分ける
- ベンチャー面接では「少人数で動くときに発揮される動き方」が重く見られる傾向がある
次のアクションとして、まず過去の行動の手順①②を今日のうちに書き出し、ガクチカ深掘りシートで手順③④を具体化してください。強みを自己PRに落とし込む手順はベンチャーの自己PRで評価される3つの強み、長所欄での書き方はESの長所短所欄の書き方の順に進めると、ESと面接で使う文面が揃います。
迷っているうちに、一度整理しませんか
新卒採用の選考に携わってきたメンバーと、オンラインで30分。次の4つを相談できます。
ES添削 ― 選考する側の目で読み、伝わりにくいところを一緒に直す詳しく見る
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キャリア相談 ― 大手・ベンチャー・公務員など、どの道に進むかを比べながら整理する詳しく見る
自己分析の手伝い ― 自分に合う仕事や働き方を、これまでの経験から一緒に探す詳しく見る
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ベンチャールーキーズ編集部
公的機関や調査会社が公表しているデータをもとに記事を作成しています。ES添削・面接対策などの相談には、新卒採用の選考に携わってきたメンバーが対応します。


