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ベンチャーの選考対策

ガクチカがない人の題材の見つけ方、普通の大学生活から探す7つの切り口

公開 この記事は約18分で読めます

ガクチカがないと感じるのは、学生時代に特別な経験が無いからではなく、普通の経験から題材を切り出す視点が足りないケースが多くあります。この記事では、題材を見つける7つの切り口・3つの洗い出し手法・ケース別の書き方と、ベンチャーで評価されやすい題材の重心までを整理します。

先に結論

  • 「ガクチカがない」は題材の有無ではなく、普通の経験を言語化する切り口が足りない状態を指すことが多いです
  • 企業がガクチカで見ているのは、派手さや成果の大きさではなく「自分で動いた形跡」「工夫」「学びの再現性」の3観点です
  • 普通の大学生活から題材を見つける切り口は、継続・変化・摩擦・失敗・役割・貢献・自発の7つに整理できます
  • 題材が複数の候補にばらけるときは、自分史・モチベーショングラフ・他己分析の3手法で候補を洗い出してから選ぶのが順当です
  • 選んだ題材は、STAR(状況→課題→行動→結果)と、ベンチャー向けには「なぜその課題を選んだか」「どこで判断を変えたか」の2点を厚くして書き起こします

この記事で分かること

  • 「ガクチカがない」と感じる3つの原因と、企業が実際に見ている3つの評価観点
  • 普通の大学生活から題材を切り出す7つの切り口と、具体的に出てきやすい経験の例
  • 自分史・モチベーショングラフ・他己分析の3手法の使い方と向き不向き
  • アルバイト・サークル・学業・長期インターンなしのケース別の見つけ方
  • ベンチャー就活で題材が読まれやすくなる書き方の重心と、大手との違い

「書けるガクチカが無い」と感じる段階から、普通の経験の棚卸しと言語化を一緒に進めます。

「ガクチカがない」と感じる理由と、企業が本当に見ている3観点

結論として、「ガクチカがない」と感じる人の多くは、題材そのものが無いのではなく、普通の経験を評価される形に言語化する視点が足りていません。採用担当者はガクチカの派手さを見ているわけではなく、動いた形跡と工夫、そこから引き出せる再現性を読んでいます。

28卒の採用スケジュールは、内閣官房「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方(新しいタブで開きます)」(2025年12月26日)で、広報活動開始を2027年3月1日以降、採用選考活動開始を2027年6月1日以降とする日程が示されています。ただし、この日程は政府の要請で、企業の採用活動を法的に拘束するものではありません。インターン経由の早期選考は大学3年の秋冬から動くため、ガクチカを書く機会は早い時期から訪れます。「ガクチカが無い」と感じたまま時期を迎える人は多く、題材の見つけ方を先に押さえておく価値があります。

「ガクチカがない」と感じる3つの原因

原因中身対策の方向
題材の切り口が「成果の大きさ」に偏っている大会入賞・リーダー経験・留学などに題材を限定してしまう継続・工夫・摩擦など「中身の濃さ」で切り出し直す
自分の経験を他者と比べて評価している「周りはもっと派手な経験をしている」と感じて候補を外す自分にとっての難易度・意思決定の度合いで評価する
経験を抽出する手順を踏んでいない頭の中で考えて行き詰まっている自分史・モチベーショングラフなどで候補を書き出す

本記事内の表は、ベンチャールーキーズ編集部が公開情報として参照できる就活記事の論点と、本サイトの既存記事(ベンチャーのガクチカの書き方と例、大手向けと変えるべき3つの評価軸)での整理をもとに作成した観点整理です。各社の採用基準そのものを集計したデータではありません。

企業が設問で見ている3観点

企業や職種により評価の重みは異なりますが、本記事ではガクチカで読まれやすい観点を「自分で動いた形跡」「工夫と意思決定」「学びの再現性」の3つに整理します。評価の重心の目安を押さえておくと、派手な経験が無くても加点されやすい題材を選びやすくなります。

観点読み取っている内容評価されやすい書き方
自分で動いた形跡言われてやったのか、自分で始めたのか課題を見つけたプロセスや、動き出すまでの判断を1文入れる
工夫と意思決定困難や行き詰まりに対して、どんな工夫を重ねたか工夫の内容を複数の具体名詞で書く(やり方を変えた・順序を変えた等)
学びの再現性得た学びが、別の場面でも使えるか具体的な行動の変化で学びを示し、入社後への接続を1文添える

一般社団法人日本経済団体連合会と大学で構成された採用と大学教育の未来に関する産学協議会は、2024年度報告書(経団連 採用と大学教育の未来に関する産学協議会(新しいタブで開きます) に掲載)で、採用でガクチカに偏重せず、成績や履修履歴などを含めた総合評価を進める方向性を示しています。協議会は2024年度で常設の会議体としては発展的に解消されましたが、報告書で示された方向性は今後も参照されていくと見られます。現時点でガクチカの設問が無くなるわけではないため、設問が残る企業では3観点の重心を押さえた準備が引き続き有効です。

普通の大学生活から題材を見つける7つの切り口

結論として、題材は「成果が出た経験」から探すのではなく、普通の大学生活の中にある「動きの跡」から切り出すほうが候補が増えます。切り口を7つに分けておくと、頭の中で考える段階より多くの経験を拾えます。

7つの切り口と具体例

#切り口出てきやすい経験書くときの重心
1継続していること週◯回のバイト、◯年続けた習い事、ゼミの研究続けている間に変えた工夫
2行動の変化「以前はこうしていたが、途中からこう変えた」変えた理由と、変えた後の反応
3周囲との摩擦意見が割れた・反対された・調整が必要だった場面自分の判断と、相手に働きかけた中身
4失敗して直したこと試験・プレゼン・企画・接客でうまくいかなかった経験失敗の原因分析と、次に取った行動
5役割を担ったこと学園祭の係・ゼミの発表担当・バイトのシフト調整役割の中で自分で判断した場面
6誰かのために動いたこと後輩指導、友人の支え、家族の手伝い相手の課題を特定したプロセスと、取った工夫
7自分で始めたこと独学の資格、学習会、SNS発信、小さなイベントなど始めるまでの判断と、継続中の試行錯誤

7つの切り口はどれか1つに該当すれば題材として使えます。切り口が複数当てはまる経験は、ガクチカとしての書きやすさが上がります。例えばアルバイトで「シフト調整の工夫(切り口5・2)」と「新人指導で後輩が辞めずに続いた(切り口6)」が重なれば、本文で複数の切り口を組み合わせて書けます。自分の強みが分からないときの見つけ方、過去の行動と人の言葉から探す5手順 で整理した「過去の行動から強みを探す」順番は、切り口3・4・5と相性が良く、題材の中身を言葉に起こしやすくなります。

「成果が出た経験」から探す落とし穴

成果の有無から題材を探すと、派手な結果が無いときに候補が0件になります。採用担当者がガクチカで評価しているのは、成果そのものより「成果に至る動きの中身」です。小さく動いて小さく成果が出た経験でも、動いたプロセスを言語化できていれば題材になります。ベンチャーの書類選考で落ちる6つの理由と通過率を上げる直し方の順番 でも整理したとおり、落ちやすい設問の多くは「成果の大きさ」で勝負しようとしている答案で、工夫の中身が薄い点が指摘されます。

就活生

「普通のバイトとサークルしか無いので、他の学生より経験が薄い気がして書けない」と感じています。

ベンチャールーキーズ編集部

前述の3観点(自分で動いた形跡・工夫と意思決定・学びの再現性)を見ると、採用担当者は「経験の珍しさ」ではなく「経験の中での動きの中身」を読んでいます。バイトとサークルでも、継続・変化・摩擦・失敗・役割の切り口で動きを言語化できれば題材になります。

本記事の切り口表(上の7つ)で、1つの経験に複数の切り口が重なるものから優先的に書き起こすと、本文に厚みが出ます。周囲と比べると題材が薄く見えても、採用担当者はエピソードを横並びで比較していません。1つのエピソードが3観点で評価できる構成になっているかを基準にすると、普通のバイト・サークルでも通過するガクチカが書けます。

題材の切り出しから本文の書き起こしまで、志望企業ごとに一緒に整理します。

題材を洗い出す3つの手法(自分史・モチベーショングラフ・他己分析)

結論として、題材が決まらないときは頭の中で考えるより、紙やテキストに書き出す手順を踏むほうが候補が増えます。自分史・モチベーショングラフ・他己分析の3手法は、それぞれ強みが違うため、組み合わせて使うと穴が減ります。

3手法の使い分け

手法何をするか向いている人所要時間の目安
自分史小学校から現在までの出来事を時系列で書き出す直近の経験に偏っている人60~90分
モチベーショングラフ時期ごとの気持ちの浮き沈みを折れ線で描く「何を頑張ったか」の記憶が曖昧な人30~60分
他己分析家族・友人・バイト仲間・ゼミ生に「自分の印象」を聞く自分の強みが分からない人相手ごとに15~30分

自分史のやり方(60~90分の目安)

小学校から現在までを「学年単位」で分けたマスを紙に書き、各マスに「夢中になったこと」「困ったこと」「人から褒められたこと」「人と揉めたこと」の4項目を1~2行で埋めます。1マスに書くのは1~2件で構いません。空欄のマスがあっても埋めなくて大丈夫です。書き出し終わったら、7つの切り口(継続・変化・摩擦・失敗・役割・貢献・自発)で色を分けてマークすると、題材の候補が可視化されます。

モチベーショングラフのやり方(30~60分)

横軸に時期(小学校~現在)、縦軸に気持ちの高さ(+10~−10)を取り、折れ線で描きます。山の頂点と谷の底にそれぞれ「何があったか」を書き込みます。山の頂点=頑張ったことや達成感を得た経験、谷の底=困ったことや失敗の経験で、どちらもガクチカの題材候補になります。谷から次の山に向かう「上昇の過程」が最も題材として濃いゾーンです。

他己分析のやり方(相手ごとに15~30分)

自分の強み・弱みが分からないときは、家族・友人・バイト仲間・ゼミ生など、自分を知る相手に「印象に残っている自分の行動」「頼りにしている場面」「気になる癖」の3つを聞きます。相手の言葉そのままメモし、複数人から共通して出てくるワードが、自分の行動の特徴です。自己分析のやり方、28卒ベンチャー志望が最初にやる5つの手順と使い分け で、自己分析と他己分析の順番を整理しています。生成AIを補助に使う場合は、ChatGPTで自己分析をする方法、使えるプロンプト7つと3つの限界 でプロンプトの型を確認できます。

洗い出しの精度を上げるには、ガクチカ深掘りシート で、エピソードの深掘り観点と言語化の手順をテンプレートに沿って埋めるのが順当です。本記事の自分史・モチベーショングラフと組み合わせて、題材の切り出しから本文の下書きまでをつなげられます。

選んだ題材を書き起こす構成の型と評価されやすい重心

結論として、題材が決まったら、STAR(状況→課題→行動→結果)に「学び」を加えた型で書き起こすのが基本です。ベンチャー向けには、「なぜその課題を選んだか」「どこで判断を変えたか」の2点を厚くします。

書き起こし前にそろえる4要素

要素内容揃え方のコツ
状況いつ・どこで・何に取り組んだか期間・頻度・関わった人数の数字を1つ入れる
課題何がうまくいっていなかったか課題を特定するまでに考えたプロセスを1文入れる
行動どんな工夫をしたか工夫を2~3個、具体名詞で書き分ける
結果と学び何が変わったか・何を学んだか具体的な行動の変化で学びを示す

字数別の目安

字数状況課題行動結果+学び
200字40字(1文)40字80字(工夫1個)40字(学び1文)
300字50字60字120字(工夫2個)70字
400字(標準)60字70字170字(工夫2~3個)100字
500字70字80字200字(工夫3個・判断の場面を1つ)150字(学びの具体化と接続)

字数が200字でも、行動の中身を省略するより、状況・課題・結果の説明を削って行動を厚く残すほうが評価が下がりにくくなります。本文は結論から書き始めるのが基本ですが、ガクチカでは結論=取り組みの中身です。1文目の書き出しは次の違いが出ます。

  • NG:「学生時代に力を入れたのは、アルバイトです」(結論の情報量が薄い)
  • OK:「カフェのアルバイトで、新人スタッフが半年で3人連続して辞める状況を変えるため、OJTの手順を自分で作り直しました」(取り組みの中身が1文で分かる)

後者は、状況と課題と自分の行動が1文に凝縮されているため、以降の本文で工夫の中身を厚く書く余白が残ります。ベンチャーのガクチカの書き方と例、大手向けと変えるべき3つの評価軸 で整理した「自走・課題発見・再現性」の3軸は、ベンチャー向けに本文を厚くする際の目印になります。関連する設問として、ESの「人生で一番挑戦したこと」の書き方、ガクチカとの3つの違いと字数別の型 ・ ベンチャーの自己PRで評価される3つの強み、ESと面接の例文 で、設問ごとの書き分けを確認できます。

ベンチャー選考での題材の読まれ方と大手との違い

結論として、ベンチャー企業の選考では、企業や職種による差はあるものの、ガクチカの題材を「自走・課題発見・再現性」の3軸で読む傾向があります。普通の経験から選んだ題材でも、この3軸に沿った書き方であれば加点されやすくなります。

大手とベンチャーで読み方が違う理由

観点大手の読み方の傾向ベンチャーの読み方の傾向
題材人柄・志向性・組織での動き方の材料自分で動いた形跡・意思決定の中身
行動行動量・計画性・継続性判断を変えた場面と、工夫の具体名詞
学び入社後の志向性との整合別の場面でも使える再現性

企業規模や職種により異なりますが、ベンチャー選考では、ESの内容が面接の深掘り材料として使われることがあります。応募者数が少ない企業では、1つの設問にかかる重みが相対的に大きくなる場合もあります。本文の中で「言われてやった」の要素より、「自分で見つけた」「自分で判断した」の要素が多い題材を選ぶと、面接の深掘りに耐えやすくなります。普通の大学生活から選んだ題材でも、課題を自分で見つけたプロセスや、判断を変えた場面を書けていれば、ベンチャー選考で読まれやすい形になります。自分がベンチャーの選考で評価されやすいタイプかどうかは、ベンチャー適性診断(14問・約3分)で確かめられます。ベンチャー面接で聞かれる質問と答え方、評価軸から逆算する準備の順番 で、ESと面接の読まれ方のつながりを整理しています。

ケース別の見つけ方(長期インターンなしの場合も含めて)

結論として、題材の切り出し方は活動の種類で変わります。アルバイト・サークル・学業・家庭・長期インターンなしのケース別に、題材選びのコツを整理します。

ケース別の整理

ケース選びやすい切り口(上の7つから)本文で避けたい書き方
アルバイト2変化/4失敗/5役割/6貢献「売上を伸ばした」だけで終わる書き方
サークル・部活3摩擦/5役割/7自発大会入賞・役職名の肩書きだけに頼る書き方
学業・ゼミ・研究1継続/2変化/7自発「真面目に取り組んだ」「GPAが高い」で済ませる書き方
家庭・家族・友人関係3摩擦/6貢献プライベートな感情だけで終わる書き方
長期インターンなし1継続/2変化/5役割インターン経験の有無を言い訳にする書き方

長期インターンが無いときの切り出し方

長期インターンの経験が無くても、題材で不利になるわけではありません。文部科学省「大学等におけるインターンシップの推進(新しいタブで開きます)」などで共有されている三省合意では、学生のキャリア形成支援に係る取組を4類型に整理しており、就業体験の要件を満たすタイプ3・4がインターンシップに該当します。タイプ1(オープン・カンパニー)・タイプ2(キャリア教育)で企業が取得した学生情報は、採用選考活動に使用できないと整理されています。ただし、学生自身がその経験から得た学びをESや面接で話すこと自体が禁止されているわけではありません。短期の説明会・1dayイベント・ゼミの研究プロジェクト・学内コンテストなども、動いた中身を言語化できれば題材になります。アルバイト題材で「売上を伸ばした」「新人指導を担当した」で終わる書き方は、採用担当者が深掘りしにくく評価が止まりがちです。「新人指導の中でどの手順を変えたか」「売上を伸ばすためにどの時間帯を狙って何をしたか」のように、自分の判断と工夫を具体名詞で書くと、題材の中身が立ち上がります。学業・ゼミを題材にするときも、「真面目に取り組んだ」「GPAが高い」ではなく、研究テーマの選び方・進め方の工夫・ゼミ内で意見が割れた場面での自分の判断を、切り口1(継続)・2(変化)・3(摩擦)に沿って書き起こすと、学業も題材として成立します。ベンチャーの長期インターンは意味ないか、就活につながる人の4つの違い で、インターン経験の棚卸しと書き分けを整理しています。

よくある失敗と対策

結論として、題材の見つけ方で陥りやすい失敗は、題材の過小評価・切り口の見落とし・結果ばかり書く・学びの抽象化の4つに大別できます。

失敗パターン一覧

失敗パターン起きる理由対策
「ガクチカが無い」と思い込む成果の大きさで評価している切り口7つで棚卸しし、動きの中身で見直す
直近の経験だけから選ぶ記憶に引っ張られる自分史・モチベーショングラフで時間軸を広げる
結果の大きさを前面に出す「成果=評価」と誤解する工夫と意思決定の中身を厚く書く
学びが「忍耐力」「協調性」で終わる汎用的なワードに逃げる具体的な行動の変化で学びを示す
題材を1つに絞れない候補を点数化していない7観点のうち複数が重なる題材を優先する
「言われてやった」要素が多い自発で始めた経験を軽視する切り口7(自発)に該当する経験を優先的に選ぶ
「ガクチカが無いので書きません」と空欄にする無理に書いてもバレると考える普通の経験でも書き起こし、面接で補強する

題材が決まる前のセルフチェック

  • 7つの切り口のうち、2つ以上が当てはまる経験を書き出せているか
  • 自分史または他己分析で、直近以外の経験を1つは候補に入れたか
  • 題材の中で、自分で判断した場面を1つ以上書けているか
  • 工夫を2~3個、具体名詞で書き起こせているか
  • 学びを汎用的なワードで終わらせず、具体的な行動の変化で示せているか
  • 面接で5~10分、深掘りの質問に耐えられる題材かを確認したか

本文を書き始めた後に陥りがちな失敗は、面接で失敗談を聞かれたら、評価される答え方と失敗から学んだことの伝え方 ・ ESの長所短所欄の書き方、字数別の型と短所の選び方・言い換えのコツ でも整理した「抽象ワードで終わる書き方」と重なります。あわせて確認すると、本文の密度が上がります。

よくある質問

アルバイトしかない場合でもガクチカは書けますか

書けます。採用担当者が評価しているのは、題材の珍しさではなく、動いた中身と工夫、学びの再現性です。アルバイトで継続・変化・摩擦・失敗・役割・貢献・自発のいずれかの切り口に当てはまる経験があれば、題材として成立します。

「ガクチカが特にありません」とそのまま書いてよいですか

空欄や「特にありません」は避けるのが安全です。普通の経験でも、7つの切り口で動きの中身を書き起こせば題材として成立します。本記事の自分史・モチベーショングラフを使うと、頭の中では思い出せなかった経験が見つかりやすくなります。

高校以前の経験を使ってもいいですか

ガクチカは原則として大学・大学院の在学期間が対象ですが、企業によっては高校以前の経験を書いても加点される場合があります。使う場合は「現在の自分とのつながり」を本文で1~2文添えるのが前提です。学生以前の経験はESの「人生で一番挑戦したこと」の書き方、ガクチカとの3つの違いと字数別の型 で整理した「人生で一番挑戦したこと」の設問のほうが相性が良い場合もあります。

複数の題材で迷ったときはどう選べばいいですか

7つの切り口のうち、重なっている切り口が多い題材を優先します。切り口が2つ以上重なる経験は、本文で複数の側面から書けるため、面接の深掘りに耐えやすくなります。候補が同点のときは、「自分で判断した場面がより多い」ほうを選びます。

「学業」や「ゼミ」は題材として弱いですか

弱くはありません。学業・ゼミを題材にするときは、「真面目に取り組んだ」「GPAが高い」で終わらせず、研究テーマの選び方・進め方の工夫・ゼミ内の摩擦と自分の判断を具体名詞で書くのが前提です。切り口1(継続)・2(変化)・3(摩擦)に沿って書き起こすと、本文の中身が立ち上がります。

題材を決めてから書き終わるまで、どれくらいかかりますか

目安として、題材の洗い出しに60~90分、本文の下書きに90~120分、推敲に60分の合計4~5時間を見ておくと落ち着いて書けます。字数別の型が決まっている場合でも、提出前に1晩置いて読み返すと、抽象ワードや言い換え不足を見直せます。

面接の深掘りに耐えるには、題材のどこを準備しておくべきですか

「なぜその題材を選んだか」「困難の中身と行動」「学びを別の場面で使った例」の3点を、各3~5分で話せる準備が目安です。ベンチャー面接で聞かれる質問と答え方、評価軸から逆算する準備の順番 で、ESと面接の深掘り質問への準備の順番を整理しています。

短期間の経験でもガクチカになりますか

なります。期間の長さより、動きの中身と工夫、学びの再現性が評価の重心です。短期間の経験でも、課題を自分で見つけたプロセスや、判断を変えた場面を書けていれば、ガクチカとして成立します。

チームで動いた経験が無く、1人で続けたことしか題材になりません

1人で続けた経験でも、題材として成立します。チームでの役割は切り口5の1つに過ぎず、切り口1(継続)・2(変化)・7(自発)に当てはまる1人の経験で書くこともできます。本文の中で「自分で課題を見つけたプロセス」と「工夫の中身」が書けていれば、評価の対象になります。

ESで題材を少し盛って書くとバレますか

事実関係の誇張は、面接の深掘りで整合が取れなくなり、信頼を落とす要素になります。採用担当者はESの数字や工夫を面接で確認するため、事実と異なる内容は本文の密度を上げるためだけに書き足さないのが安全です。普通の経験のまま、動きの中身と工夫を具体名詞で書くほうが、評価は下がりにくくなります。

新卒応援ハローワークではガクチカの題材選びも相談できますか

できます。厚生労働省の「新卒応援ハローワーク(新しいタブで開きます)」は全都道府県に設置されており、ES・履歴書の添削や面接練習に加えて、題材選びの相談も受けられます。大学のキャリアセンターと合わせて使うと、見てもらう視点の数が増えます。

「ガクチカは不要」という企業も増えていると聞きますが、準備は不要ですか

採用と大学教育の未来に関する産学協議会は、ガクチカへの偏重を見直す方向性を示していますが、現時点ですべての企業がガクチカの設問を無くしているわけではありません。設問が残る企業では、3観点(自分で動いた形跡・工夫と意思決定・学びの再現性)で読まれ続けます。準備が無駄になることはなく、他の設問(自己PR・志望動機・挑戦経験)とも題材を共有できるため、押さえておくのが安全です。

ガクチカを書く順番が決まらないときは、どこから始めればいいですか

題材を7つの切り口で棚卸し→候補を2~3件に絞る→自分史か他己分析で裏を取る→400字で下書き→字数別に削る、の順番が標準です。本記事内の整理と、自己分析のやり方、28卒ベンチャー志望が最初にやる5つの手順と使い分け の手順を組み合わせると、動き出しやすくなります。

まとめ

「ガクチカがない」は、学生時代に特別な経験が無い状態ではなく、普通の経験を評価される形に言語化する視点が足りない状態を指すケースが多くあります。企業が設問で見ているのは「自分で動いた形跡」「工夫と意思決定」「学びの再現性」の3観点であり、派手な結果が無くても加点されやすい評価の重心が決まっています。

  • 題材は7つの切り口(継続・変化・摩擦・失敗・役割・貢献・自発)で棚卸しする
  • 題材が決まらないときは、自分史・モチベーショングラフ・他己分析の3手法で候補を書き出す
  • 書き起こしの型はSTAR+学び。字数別に、行動の中身を優先して残す
  • ベンチャー向けには「なぜその課題を選んだか」「どこで判断を変えたか」を厚く書く
  • アルバイト・サークル・学業・長期インターンなしでも、動きの中身を言語化できれば題材になる
  • 事実の誇張は面接の深掘りで整合が取れなくなるため、普通の経験のまま密度を上げる

次のアクションとして、ガクチカ深掘りシート(Excel・PDF)で題材の棚卸しと言語化の下書きまでを進めると、本文の密度を上げやすくなります。関連する記事として、ベンチャーのガクチカの書き方と例、大手向けと変えるべき3つの評価軸 ・ 自分の強みが分からないときの見つけ方、過去の行動と人の言葉から探す5手順 ・ ESの「人生で一番挑戦したこと」の書き方、ガクチカとの3つの違いと字数別の型 もあわせて確認できます。

運営:株式会社ヘルスベイシス/ベンチャールーキーズ編集部

ESガクチカ自己分析

ベンチャールーキーズ編集部
公的機関や調査会社が公表しているデータをもとに記事を作成しています。ES添削・面接対策などの相談には、新卒採用の選考に携わってきたメンバーが対応します。

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