SaaSベンチャーに新卒で就職するとは、仕事内容と向いている人の3つの軸

SaaSベンチャーとは、サブスクリプション型のソフトウェア提供を行う企業で、The Modelと呼ばれる4職種を少人数で分担する体制が広く知られています。新卒で就職するときの仕事内容と向いている人の3つの軸、準備の順番を公的データで整理します。
先に結論
- 対象は、SaaS企業・スタートアップに関心があり、新卒でITベンチャーの就職を検討している大学生・大学院生です。文系・理系どちらでも読める構成にしています
- SaaSはサブスクリプション型のソフトウェア提供で、継続して使われることを前提に、マーケティング・インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスの4職種(The Model)を分担する体制が業界で広く知られています
- 情報通信業は、新規大卒就職者の3年以内離職率が27.2%で全産業平均の33.8%より低い水準です(厚生労働省・令和4年3月卒)。「SaaSベンチャー」単独の公的統計は無く、業界全体の目安として読みます
- 向いているかの判断は①数字で考えられるか/感覚で動きたいか ②継続改善が好きか/ゼロイチが好きか ③顧客と向き合うか/製品に向き合うかの3軸で整理すると、自分の優先軸が見えやすくなります
- 準備は①業界用語の学習→②興味のある職種の実務経験→③選考用の整理の順で、学習2~4週間・実践1~3か月・整理2週間を目安に進める人が多い印象です。期間は個人差が大きく、公的な客観値ではありません
この記事で分かること
- SaaSとは何か、使われる指標の読み方と日本市場の位置づけ
- SaaSベンチャーの職種と、新卒が最初に配属されやすい領域
- SaaSベンチャーの選考・採用で確認できる条件の例
- 向いている人・向いていない人を判断する3つの軸
- 文系・理系・業界未決定のケース別の進め方
- 選考前のよくある失敗と、確かめておきたいチェック項目
SaaSベンチャーの職種のうち、自分の強みに合う領域の整理を一緒に進められます
SaaSとは何か、ベンチャーで就職する前の基本
SaaSは「使い切り型のソフトウェア販売」ではなく、「継続して使われること」を前提にした事業モデルです。仕事内容・組織体制・評価の仕方も、この前提に沿って組まれます。
提供形式と、採用で前提になる指標
SaaSは Software as a Service の略で、ソフトウェアを月額・年額のサブスクリプションで提供する形式を指します。買い切りのパッケージソフトや、顧客が自前のサーバーで運用するオンプレミス型とは、収益の積み上がり方が違います。
| 提供形式 | 課金の仕組み | 顧客との関係 |
|---|---|---|
| SaaS | 月額・年額のサブスクリプション | 契約後も使われ続けるかが収益を左右する |
| パッケージソフト | 買い切り(+保守契約) | 導入時に売上が確定する |
| オンプレミス型 | ライセンス購入+自社運用 | 顧客の運用部門が主な接点になる |
採用ページや面接で前提知識として出てくる指標は次の4つです。選考までに「ARR」「解約率」「LTV」の3つの意味が言えれば、SaaSの事業を会話できる水準になります。
| 指標 | 意味 |
|---|---|
| ARR(Annual Recurring Revenue) | 年間の継続売上。契約の積み上がりを年換算で示す |
| MRR(Monthly Recurring Revenue) | 月間の継続売上。ARRを12で割った水準 |
| 解約率(チャーンレート) | 契約が終了した割合。顧客単位と金額単位がある |
| LTV(Life Time Value) | 1顧客から得られる累計売上の見込み |
日本のスタートアップ・SaaS市場の公的な位置づけ
国は「スタートアップ総力創出パッケージ」でスタートアップの育成を国策に位置づけており、SaaS企業もその一部に整理できます。公開された公的な数値は、スタートアップ数が約25,000社・ユニコーン8社(内閣官房「スタートアップ総力創出パッケージ」(新しいタブで開きます)・2026年5月20日)、2025年の国内スタートアップ資金調達額は7,613億円・調達社数2,700社(株式会社ユーザベース「2025年スタートアップ資金調達動向」(新しいタブで開きます)・2026年1月19日)です。
ただし、「SaaSベンチャー」に限定した公的統計は存在しません。上記はスタートアップ全体の数値で、SaaSはこの中の一部として読みます。市場全体のトレンドと、個別企業の実力は別の話として分けて判断します。
SaaSベンチャーの職種と、新卒が最初に配属されやすい領域
SaaSベンチャーの職種は、継続して使われる状態をつくるという事業の性質から、顧客接点ごとに分かれた体制で組まれる会社が多く見られます。業界で広く引用されるのが「The Model」と呼ばれる分業の枠組みです。
The Modelの4職種と、プロダクト・コーポレート
The Modelは、SaaSビジネスの分業を4つの機能に分けて整理したもので、国内のSaaS企業の採用ページでもこの区分が広く使われています。
| 職種 | 役割 | 主な評価の見方 |
|---|---|---|
| マーケティング | 見込み顧客の獲得(広告・SEO・SNS・ウェビナー) | リード獲得数、CPA(顧客1人あたりの獲得単価)など |
| インサイドセールス | 見込み顧客への初期接触、商談化(電話・メール・オンライン) | 商談化率、アポイント数 |
| フィールドセールス | 商談の実施と受注 | 受注金額、受注率 |
| カスタマーサクセス | 契約後の活用支援・解約防止・アップセル | 解約率、継続率、アップセル額 |
ここにプロダクト開発(エンジニア・デザイナー・PdM=プロダクトマネージャー、製品の方向性と優先順位を決める職種)とコーポレート(人事・経理・法務)が加わります。少人数の組織では、1人が2~3の職種を兼ねることもあります。新卒ではPdM補助枠からの入社例もあります。職種別の仕事内容と配属の仕組みはベンチャーの職種一覧、新卒で就ける7つの仕事と配属が決まる仕組みで整理しています。
新卒の初期配属で多い領域
2026年10月時点で編集部が公開情報として確認できた国内SaaS企業の新卒採用ページでは、新卒入社の初期配属はインサイドセールス・カスタマーサクセス・マーケティングのいずれかから入る例が見られます。「仕組みが整っていて立ち上がりやすい」「成果が数値で把握しやすい」といった事情によるものですが、会社や事業ステージによる差が大きく、全社に当てはまる客観基準ではありません。応募する会社の採用ページで個別に確認します。マーケティング職の具体的な準備はベンチャーのマーケティング職に新卒で就くには、求められる経験と準備の順番で、文系からITベンチャーに入る職種の選び方は文系の新卒がITベンチャーで就ける職種、エンジニア以外の選び方と準備で整理しています。
SaaSベンチャーの選考と採用の実態
SaaSベンチャーは少人数の組織でThe Modelを回すという性質から、採用の数も規模の大きい会社とは違う傾向があります。公開情報で確認できる範囲で整理します。
情報通信業の離職率と、採用条件の例
SaaS企業の多くは、日本標準産業分類で情報通信業(情報サービス業など)に分類されます。情報通信業の新規大卒就職者の3年以内離職率は、全産業平均より低い水準です。
| 産業 | 新規大卒就職者の3年以内離職率 |
|---|---|
| 全産業平均 | 33.8% |
| 情報通信業 | 27.2% |
| 製造業 | 20.6% |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 55.4% |
出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」(新しいタブで開きます)(令和7年10月24日公表)。令和4年3月卒業の先輩世代の数値で、28卒自身の予測ではありません。産業分類は日本標準産業分類の大分類で、情報通信業にはIT・通信・放送・出版などが含まれます。
この数値は情報通信業全体の値で、「SaaSベンチャー」に限定したものではありません。ベンチャー企業単独の公的な離職率データはなく、情報通信業の値は参考値として扱います。離職率の読み方はベンチャーの離職率はどう見るか、公的データの読み方と面接での質問で詳しく整理しています。
SaaSベンチャーの新卒採用ページでは、以下の記載が確認できる会社があります。
- 学部・学科不問:ビジネス職(セールス・CS・マーケティング)では文系理系を問わない募集が多く見られます
- 職種別採用/総合職採用:応募時点で職種を決める会社と、入社後に配属する会社があります
- 長期インターン歓迎:必須ではなく「あれば歓迎」の位置づけで記載される会社が多い印象です
- ポートフォリオ:エンジニア・デザイナー職以外では、応募時点での提出を資格要件とする会社は少ない傾向
ただし、アーリーフェーズのSaaSベンチャーは新卒採用自体を行っていない会社も多くあります。Series A前後の会社では、1~2名採用、または新卒採用そのものを見送るケースも見られます。応募対象の会社の「新卒採用の実施有無」を募集ページで最初に確認します。アーリー期特有のリスクはスタートアップ新卒のリスク5つ、アーリー期ならではの注意点と準備で整理しています。

就活生
SaaSって、営業しかやることがないんですか?エンジニアじゃない自分でも入れるんでしょうか。

ベンチャールーキーズ編集部
SaaSは「売る」仕事と「作る」仕事の両輪で成り立つ事業です。The Modelの4職種のうち、営業と呼べるのはインサイドセールス・フィールドセールスの2つで、ここが数値目標の中心にあります。一方で、マーケティング・カスタマーサクセス・PdM補助・コーポレートなど営業以外のビジネス職と、エンジニア・デザイナーといった製品側の職種にも新卒の採用枠があります。「SaaS=営業しかない」というイメージは、The Modelの一部だけを見た印象です。自分の強み(分析・文章・対話・設計など)がどの職種に近いかを、採用ページを読み比べる前に整理しておくと、志望理由も具体化しやすくなります。
職種の候補が複数あるときの絞り方や、SaaS業界の志望理由の作り方を一緒に整理できます
SaaSベンチャーに向いている人・向いていない人の3つの軸
「向いているか」の判断は、ベンチャーかSaaSかに関わらず、自分の優先軸を言葉にできているかで決まる面があります。ここでは3つの軸で整理します。手軽な確かめ方として、ベンチャー適性診断(14問・約3分)で傾向を把握してから読み直すのも1つのやり方です。
軸1 数字で考えられるか/感覚で動きたいか
SaaSは数値で状況を把握する文化が根付いた事業です。マーケティングはCPAやリード数、インサイドセールスは商談化率、カスタマーサクセスは解約率と継続率、どの職種も日常的に数字と向き合います。
- 向いている傾向:Excelやスプレッドシートで数値を集計して仮説を立てることが苦にならない。グラフを見て「なぜこの数字になっているか」を考えるのが好き
- 向いていない傾向:数字を見ることに強い抵抗がある。「感覚でいいプロダクトを作りたい」が最優先で、数値計測を軽んじたい
「数字が得意」である必要はなく、「数字を見る文化を嫌わない」程度でも適応しやすい傾向です。
軸2 継続改善が好きか/ゼロイチが好きか
SaaSは「使われ続ける」が収益の源泉のため、既存の仕組みを少しずつ改善する動きが仕事の中心になります。一方で、アーリー期SaaSでは仕組みがまだ無く、ゼロから作る動きも並行して走ります。継続改善型が合う人は、A/Bテストを繰り返す地道な改善が好きで1%の改善の積み重ねに意義を感じる傾向があります。ゼロイチ型が合う人は、既存の仕組みを使うより無いものを立ち上げるほうが力が出る傾向です。初期の事業拡大段階にあたる Series A 前後はゼロイチ寄り、一定の規模に達した後半段階の Series C 以降(レイター期)は継続改善寄りの比重が高くなる傾向があるため、志望する会社の資金調達ステージ(各社のプレスリリースで公開されていることが多い)を確かめます。
軸3 顧客と向き合うか/製品に向き合うか
The Modelの4職種は顧客接点側の役割で、プロダクト(エンジニア・デザイナー・PdM)は製品側の役割です。どちらに重心を置きたいかで、職種の候補が変わります。
| 向かう先 | 合いやすい職種 | 重視される力 |
|---|---|---|
| 顧客側 | インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス | 傾聴、提案、関係構築、課題整理 |
| 中間 | マーケティング、PdM補助、事業開発 | 分析、言語化、企画 |
| 製品側 | エンジニア、デザイナー、QA(品質保証) | 技術学習、設計、作り込み |
どちらも試したい場合は、総合職採用で入り、入社後の配属希望で絞る道もあります。ただし配属は保証ではないため、「希望が通らなかった場合に何を得るか」も合わせて考えておきます。
ケース別の進め方
学生のタイプ別に、SaaSベンチャーに向けた準備の順番を整理します。
営業・BtoB志望の文系学生
学んだ内容を仕事と結びつけて説明できるかが選考で見られる傾向があります。1~2か月目はSaaS業界の用語(ARR・解約率・LTV)と代表的な国内SaaS企業の事業内容を学び、3~4か月目は長期インターンで営業・CSの実務経験を積みます(1社でも、週8~16時間でも可)。5か月目以降はガクチカ・志望動機の整理と、企業研究の深掘りに進みます。
エンジニア・PdM志望の理系学生
手を動かした経験の有無が選考で問われる会社が多く見られます。1か月目は学部・大学院の研究・授業で学んだ技術を業務の文脈で説明できるように整理し、2~3か月目はSaaSで使われる技術スタック(Rails・Next.js・GCP・AWSなど、志望企業で使われているもの)に触れます。4か月目以降はGitHub等のポートフォリオ整備と、技術選定の理由を言語化する練習に進みます。
業界が決まっていない学生
「SaaSか他のベンチャーか」で迷っている段階では、まず軸1~3で自分の優先軸を言葉にすることから始めます。業界の決定より、優先軸の整理が先です。1か月目はベンチャー・大手・SaaS・非SaaSのそれぞれで会社を1~2社ずつピックアップし、採用ページを読み比べます。2か月目はカジュアル面談を3~5社受けて自分の反応を観察し、3か月目に軸1~3の優先順位を付けて応募対象を絞ります。ベンチャーと大手の判断全般はベンチャーと大手はどっちがいいか、新卒の1社目を決める判断の順番、SaaSを含めてベンチャーで成長できるかの考え方はベンチャーで成長できるのは本当か、新卒が伸びる会社と伸びない会社の差で整理しています。
よくある失敗と、選考前のチェックリスト
SaaSベンチャーを選ぶ段階で見られる失敗の例を3つ挙げます。
- 失敗1「成長している業界だから」で会社を選ぶ:スタートアップ全体の資金調達額が伸びていることと、個別の会社が伸びていることは別物です。業界全体のトレンドで判断するのではなく、応募する会社ごとの事業の状況を確かめます
- 失敗2 ARRや資金調達額を鵜呑みにする:ARRや資金調達額は前向きな数値が目立ちますが、解約率・顧客単価・資金残高(ランウェイ=今の資金で事業を続けられる期間の目安)とセットで見ないと会社の実力は分かりません。カジュアル面談で聞ける雰囲気なら質問候補になります
- 失敗3「ベンチャー=SaaS」と思い込む:SaaSはITベンチャーの一部で、他にもBtoC向けサービス・受託開発・ハードウェア・研究開発型など多様な事業領域があります。SaaS以外の選択肢も含めて検討することで、自分に合う会社の候補が広がります
応募前に次の項目を確かめます。
- 応募予定の会社が新卒採用を実施しているか
- 職種別採用か総合職採用か
- 事業ステージ(Series A/B/C以降)と資金調達の時期
- 代表的な顧客セグメント(BtoB向けか、特定業界向けか)
- The Modelの4職種のうち、自分が入りたい領域を言葉にできるか
- 向いている人の3軸で、自分の優先軸を整理したか
よくある質問
SaaSベンチャーに新卒で入るのは「もったいない」と言われたことがあります。どう考えればいいですか。
SaaSは継続して使われることが収益源という性質から、売って終わりの事業と比べて業務が仕組み化されやすい傾向があります。大手との比較で判断に迷う場合、SaaS固有の論点より先に、ベンチャーと大手の判断軸を整理するのが順番として分かりやすいです。ベンチャーに新卒で入るのは「新卒カードがもったいない」のかで整理しています。
SaaSベンチャーの新卒の初任給は、大手と比べてどうですか。
「SaaS業界の新卒初任給」として断定できる公的統計はありません。参考値として、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(令和7年)(新しいタブで開きます)では新規学卒者(大学卒、男女計)の賃金は月額262.3千円です。これは所定内給与額で、残業代・賞与・固定残業代の内訳は含みません。会社ごとの実額は求人票の記載を確認します。
SaaSベンチャーの研修・教育体制は整っていますか。
会社と事業ステージで差が大きい領域です。レイター期では新卒研修が制度化されている会社もありますが、アーリー期ではOJT中心の運用になる傾向があります。応募前に採用ページで研修制度の記載を確認し、カジュアル面談で「新卒の最初の3か月のスケジュール例」を聞ける雰囲気なら聞いてみます。研修設計の見方はベンチャーの教育体制はどうなっているか、研修がない会社と育つ会社の違いにまとめています。
文系の自分でもSaaSベンチャーのエンジニア職に応募できますか。
公開求人を見る限り、学部・学科不問でエンジニア職を募集する会社もあります。ただし応募時点で基本的なプログラミング経験を求める会社も多いため、志望する会社の採用ページで応募資格を確認します。独学や長期インターンで実務経験を積み、ポートフォリオを用意する準備が有効なケースが多く見られます。
SaaSベンチャーの選考は、大手と比べて早いですか。
早期選考を実施する会社が多い傾向がありますが、法的に拘束される日程ではありません。政府は28卒について、広報活動を2027年3月1日以降、採用選考を2027年6月1日以降、正式な内定を2027年10月1日以降とする日程を要請していますが、企業の採用活動を法的に拘束するものではないと明記されています(内閣官房「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方」(新しいタブで開きます)・2025年12月26日)。
カジュアル面談で何を聞けば、SaaSベンチャーの実力が判断できますか。
公開情報だけでは分からない範囲として、①直近の解約率の目安 ②資金調達の次ラウンドをいつ頃に考えているか ③新卒の最初の3か月~1年の過ごし方の例が、聞ける雰囲気なら候補になります。会社によって回答できる範囲が異なるため、答えづらそうであれば深追いしません。カジュアル面談の進め方はカジュアル面談で新卒が聞くべき質問、ベンチャーを見極める4つの軸と準備で整理しています。
SaaSベンチャーに向いているかの判断を、簡単に確かめる方法はありますか。
本記事で挙げた3つの軸(数字との向き合い方/継続改善とゼロイチの好み/顧客側か製品側か)に加えて、ベンチャー適性診断(14問・約3分)で傾向を把握する方法もあります。診断の結果は確定的な評価ではなく、自分の優先軸を言葉にする手がかりとして使います。
SaaS企業からの転職は、新卒入社の3年以内でも難しくないですか。
転職の難しさは、入った会社・配属職種・何を身につけたかで変わるため、業界単位では判断しにくい論点です。ベンチャーを3年以内に辞める人と辞めない人の差、入社前後に見ておく4つで、入社前後に見ておく観点を整理しています。
まとめ
SaaSベンチャーに新卒で就職するかの判断は、業界の成長性ではなく、自分の優先軸(数字との向き合い方・継続改善/ゼロイチの好み・顧客側/製品側の重心)を言葉にできているかで決まります。 The Modelの4職種以外にも職種の選択肢があり、情報通信業の3年以内離職率は全産業平均より低い水準です。要点は次のとおりです。
- SaaSはサブスクリプション型のソフトウェア提供で、継続して使われることを前提に、The Modelと呼ばれる分業体制が広く知られています
- 新卒が最初に配属されやすいのはインサイドセールス・カスタマーサクセス・マーケティングの傾向が公開募集で見られますが、会社差が大きいため個別に確認します
- 情報通信業の3年以内離職率は27.2%で全産業平均の33.8%より低い水準です。先輩世代の数値であり、SaaSベンチャー単独の統計ではありません
- 向いているかの判断は3軸で整理し、業界選定より優先軸の言語化を先に進めます
- 準備は業界用語の学習→実務経験→選考用整理の順で、ARR・解約率・LTVの3つの意味が言える水準を目安に進めます
- 選考前は、新卒採用の有無・職種別/総合職の区分・資金調達ステージ・顧客セグメントを採用ページとカジュアル面談で確かめます
次のアクションとして、採用ページを3~5社読み比べる前に、ベンチャー適性診断で自分の優先軸を把握しておくと、企業研究の深掘りがしやすくなります。
迷っているうちに、一度整理しませんか
新卒採用の選考に携わってきたメンバーと、オンラインで30分。次の4つを相談できます。
ES添削 ― 選考する側の目で読み、伝わりにくいところを一緒に直す詳しく見る
面接対策 ― 面接で見られているポイントから、答え方を準備する詳しく見る
キャリア相談 ― 大手・ベンチャー・公務員など、どの道に進むかを比べながら整理する詳しく見る
自己分析の手伝い ― 自分に合う仕事や働き方を、これまでの経験から一緒に探す詳しく見る
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運営:株式会社ヘルスベイシス/ベンチャールーキーズ編集部
ベンチャールーキーズ編集部
公的機関や調査会社が公表しているデータをもとに記事を作成しています。ES添削・面接対策などの相談には、新卒採用の選考に携わってきたメンバーが対応します。


